カテゴリ:シルヴァの奮闘日記( 34 )

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす

先日は村の様子だけを見て回ったWarAgeだが・・・今度はさらに、他の場所がどうなっているのか
中立の身のままに、この時代のダイアロスを見て回ることにした
護身用として先日まで使っていた装備品、それに包帯や食料等を元の時代から転送する ─── 戦いは避けたいところだが
いつ殺し合いが行われてもおかしくない戦乱の世だ、せめてもの自衛策は必要だろう
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軍属ではない私はアルターを使って軍の本陣に飛ぶということができない、このため必然的に
私の行動は、徒歩によるものとなる
─── 上等だ、自分の足で駆け巡ってこそ、世界を知るにはちょうど良い!!

そういうわけだ、私は村から外に出る ・ ・ ・ そこに広がるのはアルビーズの森だが
元の時代と比べると、倒木がそのままにされていたり、蔦が生い茂るままにされていたりと
戦争勃発以降は見捨てられた地、そのような雰囲気を受けた

さて、10年という歳月の中、変わったのは見た目だけではないようだ
この森からは元の時代と同じく、ムトゥーム墓地、ガルム回廊に繋がる道がある他に
イプス峡谷へ続くトンネルが存在している ─── 恐らく、戦争のために作られた通路だろう
とりあえずはイプス峡谷から見てみるか、私は入り組んだトンネルを進んで行き・・・

d0037370_21562627.jpgトンネルを抜けた先のイプス峡谷では、戦いというような戦いも行われていないようだ
この場にいるのは見渡す限りでは私ひとりらしい、そして彼方には一面の青空が広がる
戦乱の世でも、空だけは元の時代と変わらないようだ・・・少し安心したな
・・・待て、何か違和感がある ─── 元の時代のこの場所なら、このように空ばかりが見えるなど有り得なかった
嫌でも目に入ってくる物があったはずだが、その 「あるべきはずの物」 が、見当たらない

─── イルミナ城が、なくなっている

そんな馬鹿な・・・!! ビスクが災害を受けたとは聞いているが、あれほどの建造物が
柱の一本や、壁の破片、そんな面影すら残すことなく消失している!?
思わず走り出す私、やがてその先に見えてきた物 ─── 何だ、これは・・・?


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そこにあったのは・・・いや、 「何もなかった」 と言うべきか、やはりイルミナ城は完全になくなっていた
それだけではない、城に向かう橋や周囲の堀も含め、城を中心としたかなり広い範囲が、すり鉢状の焦土と化していた
いったいこの場所で何が起きたんだ・・・そういえば、イルミナ城に繋がれていたノアストーンの姿も見えない
これが、イーゴによるノアストーン解放の結果 ─── ビスクを襲った災害の真実ということか!?

d0037370_22342220.jpg・・・そうだ、ビスクの街はどうなってしまったんだ!? この場所がこれほどの事になっているならば
隣り合った市街地だって、ただで済んでいるはずがない!

さっそく焦土を走り、ビスク北西区画に繋がる橋の下、無人砦が組み上げられた場所まで向かってみたが
どうやらここは完全に閉鎖されてしまっているようだ、入ることのできるような隙間はない
ミーリム海岸に回り、西地区への門へも来てみたが、やはりこちらも同様だ
防衛のためなのだろう、門の前には瓦礫が積み重ねられている

それにしても・・・一部崩壊した城門が痛々しい、尚のこと、街中の様子が気になる
イプス、そしてミーリムからの道が封鎖されているとなれば、残るはレクスールヒルズからの道か
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私はミーリム海岸からエイシスケイブを抜け、タルタロッサパレスへと向かう
元の時代でこの地を支配していたイクシオンやタルタロッサの姿はない
 ─── 災害の影響か、戦乱の煽りを喰らってかは知らないが、恐らく絶滅してしまったのだろう
支配者を失ったタルタロッサパレスには、中立にある者たちのキャンプが形成されており
ここにあるアルターからはヌブールの村に戻ることができる
あとはアルビーズの森へ、そしてガルム回廊を抜け、レクスールヒルズをビスクに向かって走る・・・
レクスールヒルズの名物とも言える豪奢な石橋も、災害によって崩れ落ちてしまったらしく
急遽木造で再建されたと思われる橋の姿が、なんとも物悲しい

ともあれここを越えれば ・ ・ ・ ビスクの街は、目の前だ
中立であろうと警戒心を剥き出しに向かってくるガードたちをかわし、私は街中へと走り込んだ


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ビスク東区画、銀行 ─── のあった場所
何度か世話になったこの銀行も、この時代では瓦礫の山だ

とりあえず東区画を回ってみるが・・・何処もこのような悲惨な状況だ
ヴァンヌ酒場は壁が焼け落ち、プリズムフォレストの木々も目に見えて減っており、
先日、元の時代で訪れたマーレ伯爵の別荘も、あちこち崩れたり汚れたりと・・・そして
伯爵や双子の姉妹の姿は、どこにも見当たらない
「都に帰りたい」と言っていたアンジェの希望が叶ったのか、あるいは ─── 考えたくない

そんな中、見覚えのある名前の二人を、私は見つけた

d0037370_23472189.jpgジョディ、そしてリン ・ ・ ・ 母と娘の関係にある、ビスク人の二人だ
元の時代では、娘のリンは 「ダイアロスの歴史を調べる」 とビスクを飛び出してヌブールの村へ
私はそこで彼女に会い、母ジョディに手紙を渡してくれるよう頼まれるという出来事があった
そしてジョディから 「戻る家があること、忘れないでね」 という返事を受け取り
母への感謝の思いと共に、夢を捨てずに頑張ると言っていた彼女だったが・・・

あくまで中立でしかない私に対し、彼女たちは警戒してか口を開いてくれることはなかったが
察するに、ビスクがこのような状況になってしまったことから、リンも慌てて帰ってきたというところか
長い間離れて暮らしていた親子の、感動の再会 ─── と言えば聞こえは良いが
そのきっかけも、周囲の状況も、あまりに酷すぎる!!

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他の場所も回ってみたが・・・やはり何処も酷い物だ
ビスク中央、ビクトリアス広場に建てられた女王イルミナと三英雄の像は、どれももはや原形をとどめておらず
大神官ミストが護っていたラル・ファク教の総本山、ラスレオ大聖堂も、建物のあちこちが壊れ、橋に至っては全て崩落している
現在のビスク軍指揮官、勇将アクセルが本陣を構えるビスク港でさえも、その本陣から一歩離れればまるで廃墟の様子だ

盛者必衰とは言うが ─── 災害と戦争の爪痕はあまりにも生々しく、辛い気分に襲われてしまう
ダイアロスに流れ着いてからまだ日の浅い私だが、このビスクの街は、その短い期間の中でも私が最も長く過ごし
様々な人々に会い、そしてshinyと再会した場所でもある・・・思い入れの深い街なんだッ!!
このような事態は回避できなかったのか!? 元の時代でやれることは、本当に何もないのか?


・・・このような状況下でも、ビスク軍属の者たちは、中立である私が攻撃の意思を持たない事を知ると
「くれぐれも気を付けて」 「願わくば、よい旅を」 などと、暖かい声を掛けてくれる
狂った世界の中でも狂った時代、このWarAgeだが・・・そこに生きる者たちまでもが狂っているわけではないようだ
やはり皆、それぞれの考えの元に頑張っている、先日mikiさんに聞いたとおりなのだろう


とりあえず ・ ・ ・ ビスク側の状況は、幾分ながら知ることができたと言えるだろうか
だがこの時代での私の生き方を決めるためにはまだ、エルガディン側の状況も知っておく必要がある
この後はネオクへと向かうとするか

d0037370_0265630.jpgと、空を見上げた私の目に映ったのは ─── 浮遊する、不思議な物体

あれは・・・中心に見える結晶体は、イプス峡谷から消えていたノアストーン!
ならばその周囲にあるのはいったい・・・? そういえば3000年後の時代、FutureAgeには
魔王となったイーゴの居城、空中都市バハなる地があると聞いていたが・・・もしかしてあれが!?
なるほど、イーゴはノアストーンを解放し、その力を確実に自らの物とするべく
すぐさまこの時代で、バハ建造に乗り出しているというわけか

力を求めた結果、ビスクにあれだけの災害をもたらし、戦乱の世を引き起こしておいて
自分は高みから悠々と見下ろしているであろう、イーゴという存在

許せない ・ ・ ・ 絶対に、許せないッ!!

これまでは話の中でしか聞いていなかったイーゴの存在だったが・・・ビスクの惨状を目の当たりにして
私の胸にはいつしか、明確な怒りの炎が宿っていた
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by shiny_shiny | 2006-01-23 23:36 | シルヴァの奮闘日記

合従連衡、カオスエイジ

45億年前、天と地の区別がない混沌とした世界・・・ChaosAge
今日はそのカオスエイジへの門、カオスゲートが開く日だ
世界を知る上ではこの時代も経験しておかなくてはならないな、前々からそう思ってはいたものの
カオスゲートの開く時間は厳密に定められており、いつも機会を逃してしまっていた
そんな中、今日はようやく時間を見計らい、ゲート開放に間に合ったというわけだ

d0037370_17301050.jpgカオスゲートが存在するのは、3000年後の未来、FutureAgeのイプス雪原
元の時代、PresentAgeのイプス峡谷、イルミナ城を囲む湖の湖底に存在する裂け目
この奥にあるアルターから、ノアピース「ラーナ・タングン」を用いて来ることのできる場所だ
雪原にはイプスと名は付いているが、元の時代の面影は皆無、湖もなければ城もない
この時代もいずれは詳しく調べてみたいところだが・・・まずは目前のカオスエイジだ

カオスエイジで「死」を迎えると、所持していた物品までも全て失ってしまうということで
革装備とウォースペイド1本のみで向かう私、些か情けない ─── などと考えていたが
周囲を見回してみれば皆、やはりそのようなものだった
なんとも一種独特の雰囲気だな・・・

と、赤黒く渦巻くゲートが遂に開放される、同時に、一斉に流れ出す周囲の人々
私もこの流れと共に、カオスゲートへとその身を投げ出した

気持ちの悪い感覚と共に、自分の身体が転送された事に気付く・・・が、この空間は、何・・・?
d0037370_18101085.jpg視界は霧で遮られ、地面は揺らぎ、そして見える物は全てが意味不明だ
45億年前の時代とはいえ、もはやこれは別の世界だ
そんな中でも一際目を引くのは、光を放ちながら、天の上へとも地の底へとも判断できないが
柱状に形成された、大きな力の流れ
これが、私たちを神獣の待つ「門」に送り届けるという「カオスの奔流」か

私が来る前のゲート開放の際に、既に一体目の神獣である地の門の守護者
ノーザンゲートキーパーは倒されているという
となれば、今回この流れの先に待つ者は、もう決まっている!

d0037370_1832274.jpgカオスの奔流に身を任せ、辿り着いた先は・・・火の門
そして現れる二体目の神獣、火の門の守護者たる、サザンゲートキーパーだ
こいつのことはshinyから聞いて知っている、ネクロマンサー等のギルド「暗使」、その元ギルドマスターだった
オリアクスなる人物の肉体を器とすることで誕生した神獣らしい
どういった経緯があってそのようなことになったかまでは聞いていないが、器となったオリアクスの力もあってか
かなり強力な力を持っているらしい

最初に現れたSGKを追いつめても7体に分身し、その7体を全て倒し切ったと思えば
真の力を開放し巨大化、変身した姿で再び襲いかかってくる
その上、私たちが集まってダメージを与え続けても、集まった分だけ体力を吸収する凶悪な特殊攻撃
「カオスドレイン」等を使いこなす
・・・確かに強力な相手だ、それでも退くわけにはッ!!


 ───  と、世界が、止まった。

気付けばそこはイプス雪原、どうやら 「リンクデッド」 という、一時的に世界から存在を切り離される
最も凶悪かつ手に負えない攻撃を受けてしまったらしい
この状態から火の門に戻ることは不可能だ、カオスゲートが閉じてしまっている
く、悔しすぎるッ・・・!!

・・・仕方がない、この間に休息をとり、次のゲート開放に備えるとするか


さて、休息から戻ってきてみると、案の定の大人数 ─── 先程リンクデッドを受けた人数が多すぎて
結局SGKには勝てなかったようだ
となると、次のカオスの奔流では、火の門か、三体目の神獣が待つ冥の門かの選択か
もっともひとつの門に入ることのできる人数は350人が限界らしい、それを超えるだけの大人数が集まっている事を考えると
希望する門に到達できるかどうかは、運次第とも言えるな・・・
そうこうしている内にカオスの奔流が流れ始める、考えている暇はないな、流れに身を任せるしかない!

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・・・降り立った場所は、火の門とは全く違う、ごつごつとした岩場のような地面
周りを見てみればそこは溶岩の海、どうやら四方を溶岩に囲まれた円状の地面で、
所々の地割れからも時折、溶岩が吹き出している
ここは三体目の神獣が待つ、冥の門のようだ
この門にはshinyも来たことがないらしく、私の予備知識はゼロといってよかったが
何とかなるものなのだろうか?

 ─── 最悪、再びリンクデッドに襲われることだけは避けたいものだ

そのようなことを考えているうちに、一瞬あたりが静まる・・・と、次の瞬間には
大地を揺るがす咆吼と共に現れる、巨大な怪物の姿 ─── インフェルノゲートキーパー!

d0037370_2030266.jpg・・・大きい、大きすぎる! 上を見上げてやっとその全貌を捉えることができたが、こいつはあまりにも大きい
そしてその攻撃もまた見た目に相応しい力技ばかり
手にした大棍棒でダメージと共にノックバックを与える「破砕」「激砕」、武器を握る手を強引に離させる「粉砕」
補助効果を全て剥ぎ取ると共にスタン効果を与える「冥獣の咆吼」
しかもこれらは全て、一定範囲に効果をもたらす範囲攻撃だ
そのくせ地割れから溶岩のゴーレムを召喚したりと、小細工も怠らない・・・

こうなれば重い一撃を確実に叩き込んでの、短期決戦しかない!
指揮部隊の中でもそのような結論が出ていたようで、近接攻撃の使い手はIGKを北側に押し込みつつ攻撃、
範囲攻撃の届かない南側では、アイテム配布や支援、召喚ペットによる攻撃を行うという計画になった模様だ
そういうことならば・・・私は最前線に赴き、全力を出し切って戦ってやる!!
持てる戦闘技術の全てを駆使し、「冥獣の咆吼」で効果が消されようとも、スタミナの限りではあるが
できる限りの最大の一撃を叩き付けてやる!

d0037370_214428.jpg ・ ・ ・ 見れば周囲の皆も同様だ、傷付いても、疲弊しても、ひたすらに立ち向かっていく
近くで見ると脚しか見えないようなこの巨大な怪物だったが、私たちの集中攻撃の前に
確実にダメージは蓄積しているようだ

一方こちらは回復魔法部隊による的確な回復、ダンサー部隊による状態異常解除などで
何度か窮地の訪れた最前線も、見る間に活気を取り戻していく

そして。

ついにIGKの巨体は、呻き声と共に地に倒れ伏した ───

ふぅ、これがカオスエイジという物か・・・何処の誰とも知らない者たちがあれだけ集まり
一丸となって強大な相手に挑むというのは、なかなかに気分が躍動するものがあったな
「門」は全部で6つあると聞いている、いずれこれら全てを見て回ることで、世界の謎について
少しでも得られることがあれば良いのだが・・・ともかく、今日はこれで終了だ

見ればIGKのいた場所には「原初の泉」なる物が沸き出している、手を入れてみると触れた物は
カオス生物の原初たる存在、「Wooly of origin」こと、ウーという生物の入ったアニマルケイジだ
・ ・ ・ Wooly? 毛玉、か?
とりあえず、せっかくのカオスエイジ初勝利の報酬だ、開けてみるとするか

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確かにどう見ても、毛玉だった。


・ ・ ・ それで、この毛玉をどうしろと?
カオスエイジはやっぱり混沌だ、原初の生物が毛玉だなんて、意味がわからない
ああもう、こいつはどうすれば!!


ペット屋カリン 「いらっしゃーい! 今日は、ペットを預けに来たの?」

> ウーを預ける
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by shiny_shiny | 2006-01-22 01:52 | シルヴァの奮闘日記

閑話休題 ~赦されざる者、エモネット~

shinyが 「これらはとっても貴重なものなんだよ~、ありがたーく活用してほしいな~」 などと
とても偉そうにした口調と共に、ワンダークロース、アイリーンズベル、それに数枚のチップを渡してきた
これらはどれも、ネオクラングのエモネットが課してくるクエストに必要な品か・・・いつか自分で取りに行ければと思っていたが
クロースを持つオークジャイアント、ベルを持つイクシオンの王ザブール共に、生半可な実力では太刀打ちできない強者だ
その上チップに至っては確か、採集や生産の腕がなければ集めることができない代物と聞いている
・・・仕方ない、shinyに借りを作る事になるのは癪な気もするが、受け取っておくのが正解か

「 ─── 勝手に家を飛び出して一年間も行方知れず、その科料としてはまだまだ足りないな」

精一杯の皮肉だったが、この馬鹿姉のにやついた顔を見るに ・ ・ ・ 全く堪えていないな、これは


というのが先日のこと、ああもう、とにかくさっさとクエストを終わらせてやる!
エモネットから最初に受けたのは「二つ星の依頼」 ─── エルガディン人が儀式に用いていた「竜神の涙」と呼ばれる輝石
ビスク軍侵攻の際に失われたこの石を、ひとつでも祖国に戻してやりたいという話だ
この石をビスク東区画に居る双子の少女が持っているという話を聞き、私はさっそくその場へと向かう

d0037370_1513390.jpgプリズム・フォレストの一等地、水神の名を冠されたエタトゥール滝を一望できる場所に
マーレ伯爵という名の道楽者が、別荘を建てて住んでいる
そして別荘の前には双子のエルモニーの少女 ── どうにもshinyと私の姿を重ねてしまうが ──
アンジェとプリミュラという名の、二人の姿があった
伯爵は二人を我が子のようにかわいがっており、彼女たちもまた「御主人様」である
旅好きなこの伯爵に着いて、ダイアロスまでやってきてしまったらしい
彼女たちと伯爵との関係が気になるところだが ・ ・ ・ それはどうでもいい事だ

ともあれ双子の片方、アンジェに「竜神の涙」の事を聞こうとすると・・・それより先に彼女は
「コレね、ドラキア帝国の古い金貨でね、キ・カ大陸じゃスンゴイ価値あるンだよ~!」 と
私の持っていたチップに興味津々の様子だ
なるほど、マーレ伯爵は元々は古物商だと言う話だが、この子もまた目が肥えているわけだ
チップを欲しがる彼女、その手には ・ ・ ・ 伯爵から貰ったという青い石 ─── 「竜神の涙」
交換条件という事か、これでエモネットらエルガディンの民の気持ちが救われるなら、安い物か
私はこの条件を飲み、チップ2枚の対価として「竜神の涙」を受け取った

ネオクラングへ戻ろうとする私に 「ラル・ファク、イル・ファッシィ~ナァ☆」 と、少々耳障りな程に元気な挨拶を投げ掛けてくるアンジェ、
伯爵の庇護の元で何不自由なく暮らし、「竜神の涙」に纏わる話も知らずに呑気な物だ・・・と、背を向けようとしたその時

「 ・ ・ ・ あ~あ、早く都に帰りたいなぁ ・ ・ ・ 寂しいもん」

呟きと共に、一瞬ながら暗い表情を見せた彼女 ─── 結局この子たちもまた、狂ったこの世界に巻き込まれた被害者と言えるのだろうか


とにかく目的の品は手に入ったんだ、私はエモネットの元へ向かい「竜神の涙」を渡す
これで少しでも、エルガディンの民の気持ちが救われ、ビスクの罪滅ぼしにもなるといいのだが

「ほほぅ・・・これが・・・! いいのぉ・・・この輝き、 早速ワシのコレクションに加えるとしよう

・ ・ ・ ちょっと待てッ!!
恍惚とした表情を浮かべて、コレクションだなんて・・・何を言っているんだ!?
この「竜神の涙」は竜神祭に使う大切な石じゃなかったのか!?

「お・・・おう、そうじゃ、お前さんの貧相なアイテム袋をな・・・こうチクッと縫えば、どうじゃ?
 む? お前さん、三つ星と五つ星の依頼の品、ワンダークロースとアイリーンズベルもあるのじゃな? さらにチクッと縫えば・・・
 うむ、ワシのコレクションが増えて嬉しい限りじゃわい! ・・・ほうれ、チクッと」



体よく私の疑問をかわし、荷物袋を縫いにかかるエモネット
・・・つまるところ、私はただの蒐集家だったこいつの与太話を真に受けて、エルガディンの民の気持ちが救われるならなどと深く考え込み
ビスク東にまで行き、チップ2枚を払い、「竜神の涙」を取り上げてくる役目をさせられた、と


コレクションが三つも増えたエモネットが俄然張り切り、荷物袋の新調は完璧だ ─── が

もう金輪際、こいつには関わりたくないッ・・・!!






「ほっほっほ、ワシの頼みを聞いてくれるんかね?」

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by shiny_shiny | 2006-01-21 19:20 | シルヴァの奮闘日記

勇往邁進

さて・・・前回は結局、ノッカー一族に敗れてしまったわけだが
その前まで戦っていたオルヴァンたちが持っていた貨幣 ── 恐らく、喰い殺された者が持っていた物 ── は
これだけでもなかなかの量、加えて持ち帰ったオルヴァンの肉と皮を売り払うと、かなりの資金となった
特に肉は皮よりも軽い割に売値は高い・・・次回からは、金銭効率としては肉だけを持ち帰るのが良いかもしれないな
そういうわけだ、資金を確保する意味でも、もう少しネオクでオルヴァンたちを相手にしてみよう

d0037370_14182778.jpgそんな中で出会った、料理人が着るような服を身に纏ったコグニートの男性・・・そういえばshinyから聞いていたな、
料理の道を追求する厨房師らの中でも、shinyらマスター厨房師よりもさらに高位、一目置かれる存在である最高位の者
「神」の名を冠された「ゴッド厨房師」のひとりである、ジャムおじさん ── 本人は「おじさん」を否定していたが ── の姿だ
身に纏った白黒の服は、ゴッド厨房師というシップを表すステータスのようなものであるらしいが
白黒だとどうにも「神」というより「仏」なのではないかと感じてしまったのは、私だけだろうか


空腹だった私は、とりあえず彼の露店から揚げパンを購入、その場で食べる・・・ちょうどいい、この機会にと挨拶をすると
まず「揚げパンを食べてくれたこと」についてお礼を言われてしまった、さすがは料理をする者の心構えのようだ
そのまま少しの雑談を続けるうちに、私はクエストでもらったままの苺ミルクの材料があったことを思い出す
彼は露店中で忙しそうだが、相談してみると・・・なんとその場で露店を切り上げ、快く製作を引き受けてくれた
さっそく醸造樽に向かうや、流れるような手捌きで、次々と苺ミルクが作られていく
・・・そして私の手元に帰ってきたのは、約100本の苺ミルクの山
ともかくこれで、しばらくは飲み物にも困らないな、本当にありがとう、ジャム ─── おじさん。

ともあれこうして、作り立ての苺ミルクで喉の渇きを潤しつつ、2、3回とオルヴァン相手に鍛錬を続けてみたところ
生命力や持久力、攻撃回避などの戦闘において重要となる身体能力そのものは確かに伸びているようだ
得ることのできる資金も申し分ない、包帯や武器の修理費を差し引いても充分な稼ぎだ
問題はやはり・・・武器である棍棒の腕の伸び悩みか

何人かの ── このダイアロスでできた知り合いたちに話を聞くに、どうやら棍棒スキル値50を少し過ぎた程度の私には
やはりオルヴァンは多少強すぎる相手らしい
確かにそうか・・・身体能力や戦闘技術に物を言わせて勝利をもぎ取っていたというだけで
棍棒の腕を鍛えるには、集中しづらい相手だったかもしれないな

d0037370_15425019.jpgそして薦められた鍛錬相手は・・・ガルム回廊のイクシオンたち
こいつらには以前「死」に追いやられた苦い経験があるが・・・あの頃以上の身体能力、それに
状況を見極める能力も身に付いてきた私ならば、なんとかなるだろうか

さっそくガルム回廊、イクシオンたちが出没する川沿いに向かう・・・そう、前回はここで
川の水中に潜んでいたイクシオンウォーター、魔法や多彩な格闘術を駆使するあいつの存在に
気付くことがなかったから、負けてしまったんだ
今回はまず状況把握だ、水面をよく眺め ─── よし、あいつが近くにいないことを確認する
相手にするのはイクシオンリバー・・・こいつは単調な攻撃しかしてこないため、包帯使いの私にとっては
一対一なら最もやりやすいタイプの相手だ!
どうやらオルヴァンたちを相手にしてきたのも無駄ではなかったらしい、二度目の再戦となるこの相手を前に
自らの身体能力が、以前と比べて格段に伸びていることが感じられる
戦闘技術のバーサークやナイトマインドも駆使すれば、余裕を持って勝利を迎えることができそうだ
よし、これなら棍棒の鍛錬に集中できる・・・!!


── 荷物袋がイクシオンの骨や肉、鱗などで一杯になる頃まで戦いを続け・・・気が付いてみれば
オルヴァン相手にあれほど上達しないと嘆いていた棍棒の腕は、既にスキル値60間近に
やはり鍛錬に相応しい相手を選ぶことも重要だな、改めてそう感じる結果となった
この程度まで上達すれば、それこそ再びオルヴァンあたりを相手にするのが妥当なところだろうか・・・


それにしてもさすがに、鍛錬続きの生活にも疲れと飽きが出てきた、少し他の事をしてみるか
そういえば先日、モラ族長老イーノスからWarAgeへ渡るノアピース「ヤーナ・タングン」を受け取ってはいたが
実際にそれを使ってwarageに行くことはしていなかったな
ヌブールの村のアルターからWarAgeの同じ場所に転送されるらしい、とりあえずどのような世界になっているのか
村の様子だけでも、見に行ってみるとするか・・・

d0037370_1612254.jpgwarage、ヌブールの村・・・この村を見る限りでは、元の時代とあまり変化はないように思えるが
ここだけが戦闘の行われない中立地帯、一歩外に出れば、いつ殺されてもおかしくない
戦争が日常の世界が広がっているらしい

モラ族たちに話を聞くと、どうやらイーゴが封印されていたノアストーンを解放してしまい、
そして長老イーノスは世界の崩壊を防ごうと一人で行ってしまったという
スー・ミンタンの水辺 ─── 元の時代でイーノスと話をしたこの場所だったが
この時代のこの場所に彼の姿はなく・・・側近のティキィ、それにイーノスの飼っていた猫が一匹
ベッドの陰に丸まっているだけであった
長老を一人で行かせたことを悔やむティキィ、彼もまたその心の内を語ると
物質的に元の時代とは切り離されているらしいこの時代、身に付けていた物も布服だけになっている私に
元の時代に戻るためのノアピースを渡してくれた・・・が、ここでひとつの疑問が浮かび上がる

「出来ることなら、あの時の私に言ってやりたい。 今、ダイアロスでどんなことが起こっているのかを・・・」

彼は私にノアピースを渡すときにこう言ったが、彼自身はノアピースとアルターを用いて10年前の世界に戻ることはできないのだろうか
アルターは「モラ族の信頼を得た者たちが使える物」と聞いている、モラ族である彼等が使えないということは考えられない、ならば何故?
・・・そうだ、そういえばこの時代の私はどこにいるのだろう? 元の時代から約10年、完全な「死」が訪れないというならば、この時代でも生きているはず
そして私がこのような行動をとっていたことを覚えていたならば「過去の自分」である私に接触を図るだろう、しかしそれもない

─── あくまで仮定だが、このWarAgeという時代は ・ ・ ・ 私がやってきた元の時代とは繋がらない時間軸に存在するのではないか

どういった条件でこのような時代に枝分かれするのかは分からないが、そこには私たち漂着者の存在は残っていない、だからこそ
別な時間軸での過去、元の時代から私たちが介入しても、問題は起こらない
このWarAgeに残ってしまったモラ族たちが元の時代に戻ろうとすると、同一存在が二重に存在することになり、世界そのものに歪みが生じてしまう
・ ・ ・ ああ、大陸にいた頃に読んだ奇想天外な小説みたいだ、「タイムパラドックス」 というものか

自分でもあまりに吹っ飛んだ考えだとは思うが、有り得ないと笑って済ませるようなものでもない
私より先にダイアロスに来ていたshinyなら、他に何か知っている事もあるのだろうか
そのうちそのあたりの話も、いろいろ聞きだしてやらなければ・・・!!


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・・・とりあえず大体の様子は掴めた、今日は戻るか、そう思っていたところに突然
ビスク軍属のコマンダーから声をかけられ何事かと思ったが ─── 名前を確認して納得する
shinyの知人、mikiさんだ
このWarAgeの謎について考え、そしてこの時代でどのように生きていけばいいだろうかと悩む私に
彼女はこのような言葉を投げ掛けてくれた

「各々考えてる事は違えど、それに向かってみんながんばってるから
 シルヴァさんも何か一つやろうと考えるといいと思う」

考えていることは違えど、それに向かって頑張る、か
ビスク軍、エルガディン軍、中立という様々な勢力 ・ ・ ・ 平和のため、名誉のため、戦いに生きるため、そんな様々な考え
何が「正しい」のか分からないこの時代だからこそ、自分で判断し、進むべき道を定めていくしかないということか

「次会う時は戦場か街中か、敵か味方か・・・」

mikiさんの別れの言葉が胸に突き刺さるようだったが、私の中にある考えはやはりひとつ
この時代も含め、この狂った世界を ・ ・ ・ 自分の足で回り、自分の目で見て、自分の耳で聞いて

 ──  結果として、mikiさんや他の誰かと、戦うことになろうとも  ──


私がこの世界に抱いた疑問を、いつかは全て解き明かしてやる!!
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by shiny_shiny | 2006-01-21 12:48 | シルヴァの奮闘日記

一望千里 ─── 五里霧中

馬鹿姉shinyは見つけ出した、説教のつもりが取っ組み合いの喧嘩に発展してしまったが
さすがの馬鹿姉とは言え、私の言いたかった事の幾らかは伝わっただろう
相変わらずの姿を確認できて・・・それに今後は会おうと思えばいつでも会える、とりあえずはこれで充分だ

と・・・shinyを捜し出す目的は達成したが、この馬鹿姉の頭にはもう「大陸に帰る」という考えは全くないようだ
それにダイアロス周囲には未だ激しい嵐、外からは入りやすく ── もっとも、一度の「死」を経ることになるが ── 
そうなっただけで、ダイアロスから外に出る事は事実上不可能らしい

・ ・ ・ まぁ、いいか
私も大陸での生活に未練があるわけではない、だからこそshinyを捜してここまでやって来れたのだ
それに今の私には、新たな目標も見つかった
shinyを捜すという一心で辿り着いたこのダイアロスという世界だが、この世界には様々な謎が多い
時代を超えるという技術、そこから生まれる沢山の矛盾や疑問 ・ ・ ・ そして、蔓延する「死」というものの意味

これら全て、自分の足で世界と時代を渡り歩いて、自分の目と耳で確かめてやる!

さて、私がまず知ろうと思ったのは・・・そう遠くない未来に訪れるという戦乱の世、warageについてだ
漂着した際にモラ族たちから教えられた話によると、約10年後の世界では
ある災害で壊滅的なダメージを受けたビスクと、国力を回復したエルガディンが戦っているという
争い事や大きな歴史の流れからは目を背け、全て関わらないように過ごしてきたモラ族たちだが
「戦わなくちゃいけない時もある、変えたい未来は、勝ち取らなければならない」
そう思い、「新しい風」である私たちが、その未来をも変えてくれることを願っているらしい

d0037370_0433194.jpg「長老イーノスの話を聞いて欲しい」 話の中でそう言われていたことを思い出し
アルターで飛んだ先は、ヌブールの村・・・モラ族の生き残りたちが静かに住む、小さな村だ
この村にある、スー・ミンタンの水辺 ─── 「小さな安眠」という意味を持つこの場所に
私たちをこのダイアロスに迎え、そして送り出した、モラ族長老イーノスが住んでいる

久しぶりに会った彼は、モラ族に古くから伝わる
『欲望にかられた種族がノアストーンを奪い、それを中心として血塗られた時代が来るだろう』
という予言の言葉、そして実際にこの予言が、エルガディン軍によるモラへの侵攻とノアストーンの強奪、
ドラキア帝国からのビスク軍遠征、エルガディン軍との戦争と再度のノアストーン強奪・・・さらに
約10年後のwarageという形で成就してしまったことを、悔しそうに語る
さらにもうひとつ・・・イーゴという名のモラ族について、話が及ぶ
彼はエルガディンやビスクの侵略に抵抗する術を持たなかった無力なモラ族に絶望し、力を求め
現在は邪神崇拝教団、マブ教の教祖として潜伏しているが・・・いずれはノアストーンを奪い返し
全ての生物に報復する「悪」になろうとしているという
そしてwarageの戦争というのも、イーゴが願い、始めたことであるらしい

「争いの世へ行きたくないのならば、今の時代を充分に楽しむといい。
 何ら激動はないが・・・人が泣き、笑い、怒る。 当たり前の事が、しあわせな世界だ。
 お主が未来を変えてくれるのならば、ここでwarageへ行くために必要なノアピース を渡そう ・ ・ ・ どうじゃ?」


むぅ、具体的な情報は全く掴めないか・・・
今の時代においては未来であるこのwarageだが、確実に起こる物、起こっている物として扱われている
そこに至るまでの経緯、戦争勃発のきっかけと思われる「ある災害」が何であるのかなど、私にはわからない点だらけだ
そもそも私がダイアロスに来た時は・・・うろ覚えだが、女王イルミナの声に導かれてやって来たはずだ
命を繋ぎ止められた事こそモラ族の秘術によるものだが、イルミナの声は恐らくモラ族の意思とは関係なく、warageについても特に触れられていない
warageに行って世界を平和へと導いて欲しいというのは、モラ族、ひいてはこの長老イーノスの意思によるものが大きいのだろうか

人と人とが争い合う時代、か ─── 正直、私は人同士で争うことは嫌いだ
とは言え、戦乱の世である未来を実際に見ることで、その時代までに何が起こっているのかを知ることで
今の時代でも何かできることがあるのかもしれない・・・それに何より、このまま何もせずに
訪れるとわかっている戦乱の世を待つなんて、たまったものじゃない!! ・ ・ ・ 考えた末、承諾の旨を告げる

「ならばお主に、我らの望みを託そう。 この世の果てから続く戦争を、終結させてくれ。 そしてイーゴの暴走を止めて欲しい」

「この世の果てから続く戦争」という言い回しが気になったが、彼はそれ以上に口を開くことはなかった
イーノスのそばに控えていたティキィというモラ族にも話を聞いてみると・・・イーゴについて、少しばかり語ってくれた

「彼の名前は、古いモラ族の言葉で 『月の光を支配する者』 って意味なんです。
 『イー』 が 『支配する』 で、『ゴ』 が 『月の光』 を表しています。
 月の光って、淡く美しいイメージですよね・・・でも・・・闇世とか終焉という裏の意味もあります。
 生まれ持った名が、運命を左右しているのでしょうか・・・」


これを聞く限りだと・・・長老イーノスの名前もまた 『何かを支配する者』 という意味を持つのだろうか
それにもしかすると、イーノスとイーゴの二人は兄弟か何かの関係にあったのかもしれないな
・・・まったく、謎は尽きない、むしろ彼等の話で謎が何倍にも膨れ上がってしまったようだ



d0037370_1192818.jpgともあれwarageに渡るとしても、現状の私はまだまだ力不足だ
それこそ行った傍から殺し合いの戦いに巻き込まれ、あっさりと命を落としかねない
幸いにしてこの現代、presentageには、小さな火種こそ幾つか存在するようではあるが、それらが
明日明後日に戦乱へと発展するような気配は、全くと言っていいほど感じられない
しばらくはこれまでどおり鍛錬に励むとするか・・・

今日の相手はヤングオルヴァン ─── ネオク高原の奥、竜の墓場と呼ばれる場所を中心に
複雑な谷となった場所に住まう、竜族の若者たちだ
私には少々強過ぎる相手かと思ったが、こいつらは走る速度こそ速いものの
攻撃の速度、それに精度はさほどのものではない
沢山の竜の肉と皮で荷物袋がいっぱいになるまで、余裕を持って鍛錬に励むことができた・・・が
私が最も上達させたい棍棒については、大した結果が得られていない
棍棒の鍛錬だけに限って言えば、やはり今の私には不相応な、強過ぎる相手ということか

ならば、この付近に出没する、ノッカーという小さな精霊族ならばどうだろうか
こうなれば挑戦あるのみだ!!


 ─── 勇気と無謀とは違う、か

ノッカー一族は、その粗暴な外見からは想像できない素早い攻撃の手、そしてそれを確実に当てるだけの器用さを持ち合わせていた
私の回避能力では避け切れず、包帯を巻く手もしばしば止められてしまう
結果として訪れたのは、7度目の「死」
く・・・仕方ない、ソウルバインダーの元へ戻る、死体回収だ


d0037370_1253661.jpg


ああもう、この世界はやっぱり狂ってる。

気持ち悪い感覚と共に死体回収を終えた、次の瞬間。
緑の化け物が、私の頭に囓り付いて来たのには。


呆れた。








ひっそりごはん日記 : しぇりんさんからいちまん祝い!

ビスク西の樹の上でのんびりお昼寝してたら、いきなりシルヴァにたたき起こされ・・・っていうか、たたき「落とされ」た!>x<
まったくこの子は、まだこの前のこと根に持ってるのかな~、とか思ったら
なんでもしぇりんさんが私に用事とのことで、私を呼びに来たみたい
む~・・・囓られ役はシルヴァに任せてたのに、 ボディパウダーと称したスパイスも預けてたのに なんだろー?

d0037370_136876.jpg
d0037370_147617.jpg

・ ・ ・ えええええ~!?
なかなかに貴重品なおるたま(ごはん式略称)がこんなに・・・
天ぷらでも揚げるといいです、っと言うしぇりんさん・・・ホントにありがとー!
ここはしっかり受け取って、<ごはん>一同でしっかり料理させていただくのです

・・・それはそうと、ゼクスがまた私に囓り付いて来てるんだけど・・・シルヴァに任せたはずなのに!?

「味付けが悪かったみたいです」

ゼクス、なんでも囓るくせに味にこだわりすぎ! っと、さらにしぇりんさんから通訳が・・・?

「もう少し甘い味付けのほうが好みだそうです、けど
 いくらおいしくてもオレンジ味ばかりじゃきっと飽きるんですよ、たまにはいちごも食べたいと」


それはつまり・・・シルヴァを囓る一方で、これまでどおり私も囓りたいってことですね
ああもう、狂ってる~!TxT
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by shiny_shiny | 2006-01-16 02:05 | シルヴァの奮闘日記

能事畢矣、再会の時

前回、グリフォンの巣でまた痛い目を見てしまった私だが・・・それでも充分に、自分に力が付いていることが理解できる
あと少し・・・馬鹿姉を捜しに出るまで、あと少し!

とりあえずグリフォンの肉は、武閃に行って「翼・即・斬」のクエストで消化する
報酬は沢山の苺、砂糖、ミルク ── 苺ミルクの材料らしいが・・・まぁ、こういう報酬も悪くはないか
少し前の私ならば「堅いお役所仕事の上に、食べ物でお茶濁しか!」などと吠えていたところだろうが
自分一人の力で生活が成り立つようになってきた余裕の現れだろう、思わず苦笑する

30個近くの肉を渡しきるとちょうど、「木刀」からもう一段階上へのランクアップクエストを紹介された
ダーイン山の狂った鉱夫・・・過酷な労働環境に精神が着いていけなくなったのだろうか、近寄る者には無差別に襲いかかる彼を倒し
安全を取り戻した証として、彼の持つ「マイナーズワイフ」というお守りを持ち帰り、鍛冶屋のフェブに届けるというものだ
もっともこのクエストは下調べ済み・・・前回ダーイン山に行った際、既に退治して目的のお守りも入手済みだ
鍛冶屋のフェブにこれを渡すと、これで皆が安心して鉱石を掘れると喜び、そして「ありがとう」と
心からの感謝を述べてくれた・・・なんだか少し、くすぐったい
ともあれオグマに報告を済ませ、私は晴れて「鉄刀」のランクを手にする
武閃からも充分に一人前として認められている証拠だ、あとは自分のケジメのみだ・・・!

「ずしりと重い刀を握って、気を引き締めよ・・・良いな?」

オグマの言葉に私はさらに気を引き締め、ケジメの2次シップへ向けて鍛錬を続ける
恐らく最初にスキル値60に到達するのは包帯 ─── 「メディック」という、私には似合わないシップになりそうだが
そこに到達するまでは・・・あと僅か、もう少しだ、自分に強く言い聞かせる

d0037370_194065.jpg本日、私が鍛錬の相手に選んだのは・・・先日「死」を見せられた、イクシオン
とはいえ今回向かった先はガルム回廊ではない、ミーリム海岸だ
ここにはイクシオン共が住まう洞窟、エイシスケイブの入り口があり、そこから数匹のイクシオンが
見張りとして海岸にその姿を見せている
もっとも私が狙うのはこいつらではない、こいつらの連携の恐ろしさは経験済みだ

私が目を付けたのは洞窟から少し離れた砂浜、ここには他の仲間たちとはぐれたイクシオンが現れる
相手をするのはこいつだ、一対一の勝負ならちょうど良い相手になる!
充分手に馴染んだウォースペイドを振るい、戦闘技術をフルに活用し、傷には手早く包帯を巻き

そして、その時はやってきた

d0037370_2074913.jpg


ちょっと待て、何だこのシップ名は・・・メディックでも私には似合わないと思っていたのに

女だからって、よりにもよって ナースって ・ ・ ・ !?


この一瞬の混乱に判断が遅れる、気が付くと背後にはもう一匹のイクシオンの姿
あれほどこいつらの連携には注意していたはずなのにッ・・・! 挟撃を受け、私の意識はまたしても ───


d0037370_20233215.jpgくっ・・・これで「死」も六度目か
ソウルバインダーは、上昇したばかりの包帯スキルを奪うようなことはなかった
いっそ、持っていってくれたほうが ─── いや、ともかくこれで、ケジメとしていた2次シップも達成したんだ
あとはこのダイアロスに来た本来の目的、shinyを捜し出すことだけだ!!


・・・ビスク西区画、食べ物屋テント横
shinyの知人である人々の話を聞くに、どうやらあの馬鹿姉は
日夜各地を飛び回っているが、このあたりにはしばしば、顔を見せることがあるらしい
今日ここにいたAnonycat、ミツ、なこという3人も、shinyとは知り合いのようだ

こうなればここで待ち構えてやるのが一番、か
私の前に姿を現したら最後、一晩は説教を続けてやる
本当なら言いたいことなんて、居なくなってからの一年分・・・いくらでもあるんだッ!!
何から言ってやろうか、ああもう、いざとなったら考えがまとまらない

と・・・西区画の喧噪を掻き分けて、一際うるさい足音が近づいてくる
そちらに目をやると、足音の主の姿が見える・・・ああ、間違いない
手には物騒な刃物、身に纏う物も違っているが ─── あとは一年前と変わらない、見慣れた双子の姉の姿だ

d0037370_2226345.jpgshiny! この一年間、私がどれだけ心配したと・・・!

私は口を開く、だが唇が震えて言葉にならない
先に言葉を発してきたのは、そんな私の前まで全力疾走して来た向こうのほうだった

「ぜーぜー・・・まったく、走ってくるの疲れた疲れたー!
 ナースに昇格したの見て、おめでとーってカレー投げつけて感動の再会!っと思ったら
 直後にあっさりやられて消えちゃうんだから、まったくもー」


・・・・・は? いきなり何、そもそもなんでさっきの出来事を知ってるわけ?
私の表情からどこまで読みとったのか、目の前に立つshinyは話を続ける

「みんなから話は聞いてたからね、すぐに見つけてずーっと見てたんだけど
 なんかヘンなケジメ作っちゃってるし、私から出ていくのはなんだなーって
 相変わらずマジメっ子だよね、うん

 ・ ・ ・ なにはともあれひさしぶり、シルヴァも元気で良かった


ああもう、嬉しいのか悔しいのか、頭の中がぐちゃぐちゃだ
言いたいことも山ほどあったはずなのに、唇も心も震えて、全く言葉が作れない

・・・ああ、一番単純で手っ取り早い方法があるじゃないか
今の私は感情の制御ができていないようだが、この方法を実行するには
むしろこのくらいのほうがいいな
うつむく私を覗き込むshinyに、私はやっと一言だけ、言葉を発することができた




「この ・ ・ ・ 馬鹿姉!!」


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 ご す っ 。




私の握るウォースペイドの角が、shinyの脳天に直撃する。

一年ぶりの姉妹喧嘩の火蓋が今、切って落とされた。

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by shiny_shiny | 2006-01-13 18:01 | シルヴァの奮闘日記

竜頭蛇尾

オークガードたちでは物足りず、オークエリートやガルムのイクシオンではあまりに痛い目に遭い
鍛錬に適当な場所はないものかと、私は歩く
そういえば前にライオンたちを倒して回ったとき、確か奥へと続く道があったな・・・

こうして私が向かったのは、レクスールヒルズから東へと進んだ先、イルヴァーナ渓谷と呼ばれる場所だ
ドワーフ一族が貴重な鉱山を守っているなどと聞くこの地だが、そんなものに興味はない
重要なのは自らを鍛えることができるかどうか! ・・・その一点だけ、私はそれだけ気にすればいい!!

・・・気合いも充分、私は道と呼べるような物も全くない中を進んでいく
とりあえず川沿いに、下流に向かってみるか・・・と、目の前が急に開ける
なるほどこの先は滝壺か、渓谷と名の付くだけのことはある、非常に急峻な地形だ

d0037370_2271825.jpgここまで来たのは良いが、下へ降りるとなると相当な高さがある
地面に叩き付けられて落下死なんていうのは御免だ、どうしたものかな

それはそうと・・・この地にはバルドスと呼ばれる古代の生物が未だ生き残っているという話も聞くが
自然がそのままの姿で存在し、そして他からの進入を拒むかのような起伏に富んだ地形を見ると
昔のままの世界が隔離されて残っている、そんな印象を受ける

目の前に広がるその景色は ・ ・ ・ 思わず、見取れるほどに、きれい ───  痛っ!?


私が鋭敏な感覚を取り戻した頃には既に、時遅し。

背後に迫る巨体に押され、私の身体は落下を開始していた。

d0037370_2275884.jpgざぶ、ざぶ、ざぶ ─── 滝壺の真ん中に落ちたのが幸いだったらしい
落下の衝撃は水中で軽減され、私は何とか岸へと辿り着いた

あの灰色の巨体がバルドスか・・・さすがに下まで追っては来ないようだが
一撃だけ受けたダメージは相当の物だった
まともにやり合っても現状の私に勝ち目はない、突き落とされたのもむしろ難を逃れたと言えるか

それにしても、見上げてみれば、つい先程まで私がいた場所は遙か上
立ちはだかるのは滝と崖、戻るにしても別のルートを探さなくてはいけないだろう
ここまで来てしまったんだ、こうなったらこの渓谷を探索し尽くしてやる!

包帯を巻き、勢い良く立ち上がった私・・・と、嫌と言うほど見た姿が目に止まる

d0037370_2283774.jpgこんなところにもこいつらか・・・! ダーイン山でさんざん見た、オーク一族の姿だ
向こうのオークとはまた違った生態系、というか社会構造なのか
「ギャング」「ヤクザ」「鉄砲玉」などの物騒な名前を付けたオークたちが多数屯している
案の定、私の姿を見るや闘争心剥き出しだが・・・山のオークと比べても、大して強いというわけではない
一撃のダメージは重いが、動きは鈍いようだ
それでもそこそこの鍛錬にはなるようだ、しばらく相手をしてみるか・・・
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オーク共をいなしながら先に進んでいくと、ドワーフの姿も目に止まる
時にはその小さくも屈強な身体で、オークと激しく戦っている光景も見られた
どうやらオークとは、縄張り争いをするような敵対関係にあるらしい

ドワーフと言えば頑固一徹、他者との関わりを断ち、私たちのような余所者にも厳しいと聞いていたが
敵対するオークたちを私が沢山倒していると、彼等はそのことを既にどこからか把握しており
その恩義ということか、私を追い出しにかかるようなことはしないと言う
・・・知らず知らずに得た信頼、初めて来たこの地で、私は少しの安堵を感じた


d0037370_2291593.jpg獰猛な犬人族であるコボルト、それにバルドスの巨体に注意しつつ、さらに川の下流と進んでいくと
その先にはドワーフの集落、そして大きな湖が見えてくる
・・・と、湖面には・・・以前、あまりに痛烈な死を私に与えた相手、グリフォンの姿

でも今の私なら ・ ・ ・ 勝機は、ある

呑気なものだ、湖で優雅に水浴び中のグリフォン ─── レイクグリフォンというらしい、
どうやら水中での動きは向こうの方が一枚上手だ、ここは冷静に、あいつを水から引きずり出すのが得策だろう
一旦私も水中に入り、タウントで挑発する・・・掛かった、私はすぐさま手近な岩場に登り
のこのこ上がってきたグリフォン目がけて、ウォースペイドを振り下ろす!!


   ぐ し ゃ り 。
・・・あのとき出会ったグリフォンが強かったのか、それとも私が充分に力を付けているのか
今度は先に倒れたのは向こうの方だった
地へと落ちるレイクグリフォン、こちらは大したダメージはない、これなら充分にいけそうだ・・・!
自信を持った私はさらにグリフォンたちを倒していく、ちょうどいいことに棍棒の鍛錬にもなっている
それにグリフォンの肉は武閃のクエストで受け取ってもらえたはず、正に一石二鳥だ

湖を泳ぎ、崖の陰に回ってみると、ストームグリフォンなる亜種も発見する
こいつらは大きな翼を羽ばたかせ、その風圧でダメージと共にノックバックを与える「フラップウィングス」なるスキルも使いこなしてくるが・・・
何より問題なのは、レイクグリフォンと違い、飛び回る高度が高すぎて手が出せない状況に陥りやすいことだ

くぅ、こちらに遠距離攻撃の手段がないのをいいことに・・・卑怯な手を使うな、降りて戦えッ!!


このとき私は、熱くなりすぎていたらしい。
ストームグリフォンを追って奥へ奥へ、後ろから近寄るもうひとつの影には気付いていなかった。
またあのときと同じ、背に刺さる鉤爪の感触・・・鉤爪の主の名は、 「悪魔の爪」 ── デビルクロウ。


まったく、調子に乗っていたら、五度目の死もグリフォンか・・・
ストームグリフォンとデビルクロウ、二匹分の鉤爪とフラップウィングスで
包帯がまともに負けなくなってしまったのが敗因・・・死因、だな
最期に感じたのが冷たい鉤爪の感触ではなく、風に煽られ気を失うように「死」を迎えただけ
マシだったと言えるのだろうか

ともあれ死体回収だ・・・ソウルバインダーへ依頼、肉体と霊体を同調させる
「死」と戦うなどと言っておきながらもう五度目、このプロセスにも、少しずつながら慣れてしまっているのが悔しい


d0037370_22264374.jpgそれはそうと鍛錬の結果は・・・特に棍棒と戦闘技術のスキルだ、どれほどになったのだろう

棍棒 : 50.4  戦闘技術 : 47.8    包帯 : 58.2

2次シップになったら馬鹿姉shinyを捜しに行く、そう決めていた私だが、この調子で行くと
迎える2次シップは恐らく「メディック」に ─── なんだか締まりが悪い、それに響きが私の柄じゃない・・・

ああもう、シップも見た目と同じこと、本質じゃない! 私がそれだけ熟達した証なんだから、素直に受け取れ!

  誇りを持て、私!!

・・・太陽に向かってひとり吠える私、いい加減虚しくなる
早いところ、メディックだろうがなんだろうがケジメの2次シップを達成して
私が本当に吠えるべき相手を見つけだして、吠えまくってやる!!
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by shiny_shiny | 2006-01-12 00:21 | シルヴァの奮闘日記

免許皆伝

d0037370_21465891.jpg・・・前回、振り返った途端に衝撃的な光景が広がり絶句、その後に錯乱状態に陥りかけた私だったが
ともあれ「謎の変態将軍」と名乗るその半裸のパンデモスから、ドゥーリン装備の足りない部位を買い取ることができた
・・・自ら述べなくとも、見た目が充分に変態だ・・・!! 仮にも将軍という高位の人物があの様相とは、やはりこの世界は狂っているようだ

もっとも実際にドゥーリン装備なのは、胴、パンツ、腰、脚部位の4点のみだ
腕は露店で見つけたフェアリーグローブ、軽くてそこそこの強度がある他、攻撃力を増強させる効果もある
本来は時空を超えるクエスト、クエストオブエイジスの報酬のひとつらしいが、私は実力不足以前に
請け負う条件すら達成していないため、露店で手に入れられる機会があるというのはありがたい
頭、肩部位については前にも書いたとおりドゥーリンは高値、とはいえ他にちょうど良い物も見つからず
未だにレザー装備をそのまま使っている
これだけでも防御力は格段に増加している、現状はこれで充分だろう

そもそもドゥーリン4点にフェアリーグローブの購入、錆取り、包帯や予備の武器の補給などで
先日手に入れた資金はほとんどなくなっていた

私は再び、鍛錬と資金稼ぎのため、ダーイン山に篭もることにした

入り口から離れた崖の上にもオークガードの群れを確認した私は、さっそくそちらに向かい
確実に一匹一匹と、仕留めていく
装備を新調したことで受けるダメージは明らかに減っている、それに私の回避能力の上達もあってか
包帯を使う頻度もまた、確実に減っている

d0037370_2262742.jpg多めに持ってきた包帯と予備のウォースペイドだが、出番はあるのだろうか・・・?
そのような思いと共に、オークガードたちの手応えに対しても少々不満が出てきた
1本目のウォースペイドの刃こぼれが目立ってきたころにはもう、目的の秘伝の書もすんなりと見つかっており
私はそろそろ、これよりも一段上の相手に挑みたくなっていた

と、後ろから声をかけられる・・・振り向けば、厨房師装備に身を包み、奇抜な帽子と髪型の
── 確か前にmetelさんたちを介して話をしたことがあったはず ──  らいちという名前の、エルモニーの少年だ
見れば彼の手には銃、とはいえ手慣れた者が使うようなタイプではない、中級者向けの物のようだ
話を聞けば、彼は最近になって銃を扱うようになり、このダーイン山には銃の扱いの鍛錬と
そして弾丸の材料となる鉱石の採掘を兼ねて来ているらしい
己の拳の延長たる棍棒のみを使う私としては、銃という武器はいまひとつ信用できないイメージがあったが
彼がオークガードに銃弾を撃ち込む様子を見ていると、なかなかの威力を誇る武器のようだ
加えて彼は、幾らかの強化魔法、神秘魔法を体得している・・・なるほど、見かけは厨房師装備と頼りないが
ひとりでも充分に戦う力は持っているらしい

ここで彼から提案が出される、二人でパーティを組んで高位のオークに挑んでみないか、と
・・・どうやら彼は度胸も充分らしい、よし、私はその誘いに乗ってやることにした

d0037370_22361417.jpg私たちが挑んだ相手は、名前からしてあからさまに高位の者と判別できる・・・その名も
オークエリートという奴等だ
私が前衛に立ち、そしてらいちさんが後方から援護射撃と支援魔法、という態勢で臨んだが
・・・くぅ、さすがにエリートを名乗るだけある、ガードたちとは比べ物にならない攻撃の手だ
攻撃の命中率が段違いであることも挙げられるが、何よりの違いは
戦闘技術や棍棒 ── 私が得意とするこれらのスキルを、奴等もまた使ってくる点だ

攻撃の命中率を瞬間的に上昇させる戦闘技術、ナイトマインドは、直接的に
私の包帯の妨害に繋がる・・・その上、通常攻撃の中に棍棒スキルを織り交ぜられると
包帯を巻く余裕はほとんどないと言っても良い
攻撃力増強のバーサーク、相手の防御力を低下させるサムライハートなども加わると
一撃一撃のダメージはさらに深くのし掛かってくる、痛い、痛い痛い痛いッ!!
・・・それでも一匹ずつであれば、全力を出し切る短期決戦でどうにかなるようだ
d0037370_23232379.jpg私たちは群れの中から一匹だけを誘い出して戦う作戦で、慎重に戦い続ける
らいちさんの銃弾が切れ、私の包帯も切れるころには、二人ともスキルの上達、それにコツと言う物を掴んだのか
「次ッ!」 「よし、もう一匹!」 と流れるように、大分楽に奴等を仕留めることができるようになっていた

ともかく今日はこれで引き上げだ、エリートたちの実力が計れただけでも、収穫だろう
らいちさんはダーイン山で採掘をしてから街に戻るらしい、山の入り口で別れて私はビスクへと戻る
今日の稼ぎは秘伝の書を売却した分も合わせると18000gにも達した、充分な稼ぎだ
そろそろこのダイアロスで生き抜くだけの力が、この身に付いてきたと言えるのだろうか?
そろそろ馬鹿姉、shinyを捜しに行きたいところだが・・・ここまでスキルも上達してきたんだ、
2次シップに到達したらということにしよう、私の中のケジメだ
・・・包帯を巻く腕が棍棒の腕を上回り、現シップはヘルパーになってしまったが・・・むぅ

それにしてもオークエリートたちめ・・・激しい攻撃に苦しめられたことよりも
私がまだ使いこなせない高度な戦闘技術を、あいつらが易々と使いこなしてくる点が気に食わない!!
いつか同じだけの技術を身に付けたら、正々堂々、一対一の勝負でリベンジしてやる・・・っ!!



d0037370_23252475.jpgむ、とはいえ戦闘技術のスキルも充分に上がってるんだ、私は武閃のオグマの元へ向かい
戦闘技術のスキル値30以上で受けることのできるクエスト、「戦・挑・先達」を受ける
レクスールヒルズから北へ進んだガルム回廊、この地に住まい「武」を極めんとする四兄弟のひとり
戦闘の達人カプトに認められるだけの実力を見せ、その証となる武具を手に入れる、という内容だ

この達人たちには通常攻撃は全く通用しない・・・このクエストを受ける者にオグマが与える
「オグマの男気」なる暑苦しいオーラを持っての通常攻撃以外、ダメージを与える術はない
つまり武器の威力そのものは関係ない、攻撃スキルにも意味がない
私は手数を増やすため、ウォースペイドよりも振りの速いひとつ前の武器、ブロンズメイスでカプトに挑む
どうやらこの作戦は成功だったようだ、暑苦しいオーラの乗った連撃は、確実に彼の体力を削っていく

・・・やがて彼は戦うだけの力を失い、私は実力を認められワイルドマンマスクを受け取る
せっかくの品だ、さっそくこの場で着けてみるか


d0037370_23343486.jpg
・ ・ ・ ・ ・



何・・・この、ワイルドとかいう名前で済ませるレベルじゃない、不可解なデザインセンスは!
攻撃力を増加させる力を持つとかあるけど、これは着けて歩きたくない・・・ああもう、やっぱりみんな狂ってる!!

d0037370_23434631.jpgこのどうしようも気分の中ガルム回廊をふらつき、魚人族イクシオンに絡まれて
やるせない気分を叩き付けるようにウォースペイドを打ち下ろす・・・気が付けば
水の中に潜んでいたもう一匹のイクシオンが、まずい、しかもこいつは魔法使いか、ぐ・・・うぁああ

呆気なく訪れる4度目の「死」、水中に沈んでいく私の肉体・・・不覚!!
ソウルバインダーに死体回収を頼む、また気持ち悪い感覚と共に「生」を取り戻す
とりあえずクエストは達成したんだ、報告に行くとしよう・・・

オグマ「よっしゃ、来たなッ!よくぞ使命を果たしてきた! お前さんが持ち帰った装備品はな、
     特定のスキルを満たしていなければ使いこなす事ができない、特別な品」


はいはい、わかってる、見た目がどうとか言うのは精神の鍛錬が足りないだけだ
これで報告は終了、他に何か言うことでもあるわけ?

「決して壊れることはない、修理して長く大切に使うのだぞ・・・ 俺だと思ってな


私はさっそく銀行へ向かうと、マスクを金庫の奥深くへと押しやった。
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by shiny_shiny | 2006-01-08 02:04 | シルヴァの奮闘日記

戒驕戒躁

d0037370_15432893.jpg虎相手の鍛錬で棍棒の扱いにも磨きがかかり
さらに強力な、新たな武器を求め、私はビスク西区画を歩き回る
この区画には生産設備や銀行、商店などが集まっていることもあってか、人々の往来も激しく
生産を生業とする者たちが開く露店で、昼夜を問わず賑わいを見せている

中でも、溶鉱炉や金床が設置された鍛冶屋近辺は、水路に沿って多くの鍛冶職人たちが並び
それぞれの自慢の武具を販売している独特の光景が見られる
私はそんな中から、ひとつの変わった武器を見つけた・・・その名は「ウォースペイド」
どうやら私の棍棒の腕前でちょうどぎりぎり扱えそうな武器だが、何より目を引くのはその形状だった

・・・どう見ても、畑を耕すクワにしか見えない

だがよくよく見てみれば、長い柄の先に硬い刃が付いたこの武器は、振り回して扱う棍棒としては
なかなかの威力を発揮できそうだ
この際、見た目は仕方ないか・・・私は代金を支払い、この奇妙な武器を購入した
身に付けてみると案の定締まらない姿だが、武の道に見た目は関係ない、力と力の勝負だけだっ・・・!!

d0037370_16153667.jpg・・・こんなことを自分に言い聞かせようとしている時点で、私にはまだまだ武人としての精神修行が足りないようだ
ともあれこの新しい武器、そして鍛えたスキルを持ち、私は再びダーイン山へと赴いた
悔しくも前回は撤退を余儀なくされたこの地に、リベンジである

前回は苦戦を強いられたオークシャーマン、キーパーといった連中だが、一対一の勝負であれば
現在の私の回避能力ならば充分に包帯を巻く余裕があるようだ
その結果は、余裕を持っての勝利・・・自分の成長を確かなものと実感できる、嬉しい結果だ
ウォースペイドの威力も予想以上、見た目はともかく優秀な武器らしい

この調子ならさらに奥へ進んでも問題なさそうだ、私はウォースペイドをしっかりと構え
細くうねった坑道を奥へ奥へと進んでいく
d0037370_1616695.jpg・・・と、急に視界が開けたかと思えば、夜の帳
坑道部分から山の外へと出てきたようだが、そこには焚き火やいくつかの小さなテント
どうやらここがオークたちの本拠地・・・というか、小さな集落らしい

坑道から出てすぐの場所には、行く手を阻むように4匹のオークガードが並んでいる
さっそく1匹が侵入者である私を見つけ襲いかかってくるが、ここまで戦ってきたシャーマンやキーパーと比べても
大した強さの違いはない、包帯を巻く余裕さえあれば・・・よし、私の勝ちだ

オーク一族に共通して言えることであるが、この一族はある程度の高い知能を持っているらしく
・・・単純に、迷い込んだ者から強奪しただけかもしれないが 倒すと大抵はいくらかの貨幣を持っている
それに加えこのオークガードは、刀剣や棍棒、盾、戦闘技術などの秘伝の書を持っている場合もあるようだ
しばらくはこいつらを相手に鍛錬、資金を集めつつ、必要な秘伝の書を探させてもらうとするか・・・

む、あの大きな影は・・・何?
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オークジャイアント!!


入り口付近にいた私からでもはっきりと見える巨体、どうやらあれはこの集落を支配する、オーク一族の頂点に立つ存在らしい
手練の武人と見受けられる者たちが数名立ち向かっていたが、やはりあれだけの巨体、その力は強力らしく、死に倒れる者も出ていた
そういえばネオクラングのエモネットとかいう人物が言っていたな、あのオークジャイアントが持っているという
ワンダークロースなる不思議な布を探しているとか
そしてそれには相応の報酬、なるほど、こいつを狙って死闘に赴く者たちが絶えないわけだ

悔しいが現状の私の力では、目の前のこの巨体を倒すことはまず不可能だろう
幸いにしてオークジャイアント、それを取り巻く魔法の使い手、エクソシストたちは、こちらが攻撃の意思を見せない限り何もしてこない
欲を出すな、無謀と勇気を履き違えるな・・・! 今はガードたち相手の鍛錬に専念だ

・・・気が付けば手元には大量の貨幣、それに大量の秘伝の書
私が必要とする秘伝の書は戦闘技術「バーサークオール」ひとつだけと少なかったが、それでも残りを売り払えばそれなりの額になるだろう
包帯の残りも少ない、これだけの成果を上げられたなら、今日はこれで充分だ


ビスクの街へと戻り、秘伝の書を売り払うと、合計で15000g近くの資金ができた
武器はまだウォースペイドを修理しながら使える、秘伝の書はまたオークガード相手の鍛錬で探せばいいだろう
よし、今の私がこの資金を最も有効活用できるのは防具の新調だな、そろそろ草臥れてきた皮鎧じゃ心許ない

自分の着こなしスキルも考慮しての下調べの結果、私が目を付けたのはドゥーリン装備と呼ばれる防具
金属製防具ながら比較的軽く、他の金属製防具によくある魔力や回避力の低下がない
魔法を使わない私に魔力は関係ないが、受けるよりも避ける戦い方を好む私には、回避力が低下しない点は大きい
兜と肩部位に関しては高値が付けられているらしいが、どうやらそれ以外の部位なら私でも買えそうだ
さっそく数点を見つけて購入し、あとは胴、それにパンツだ
この装備を落とす、オルヴァンなる竜族が生息するアルビーズの森にも来てみる・・・が、どうにも見つからない
せっかく資金はあるというのに、くっ・・・!! と、後ろから声がかかる

「使うつもりだったドゥーリンですが、結局使っていないのでお売りしましょうか」

む、それは本当!? 私は後ろを振り向き・・・



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絶 句 し た 。

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by shiny_shiny | 2006-01-07 00:08 | シルヴァの奮闘日記

虎穴に入らずんば虎児を得ず

「死」と戦ってやる、決意も新たに、私はさらなる鍛錬に励む

先日のランクアップクエストの際に、ギルドガイドのメイヴに言われた言葉
「ミーリム海岸に飽きてきたら、その先にあるココがオススメだよ、いい腕試しになるはずさ」
そして私が向かった先は、ダーイン山と呼ばれる鉱山
沢山の鉱石が眠るというこの山だが、現在は豚のような姿の一族、オークたちが占拠しており
中へ入る者たちを排除しようと、戦いを挑んでくるようだ

d0037370_15583797.jpg山へと向かった私もまた、さっそくオークたちの歓迎を受ける、彼等は近づく者すべてを敵とみなして
手にした武器を振り回してくる・・・が、「歩兵」「ちんぴら」などと名の付いた下っ端共は
一対一の戦いなら大した障害ではなく、こいつらは軽くいなして私は奥へと進む
すると「シャーマン」「キーパー」など手応えのありそうなオークたちを見つける、どうやら奴等は
なかなかの実力を持っていそうだ・・・目が合うと即、向かってきて激しい攻撃を繰り出してくる
鍛錬の相手としては申し分ないっ!! 私も手にしたポールを振り回す
みるみるうちに棍棒の腕が上達していくのがわかる、そしてスキル値は30を迎え
私は晴れて若葉マークの旅人を卒業、「メイサー」というシップ名、肩書きを手に入れた

しかし・・・喜んでもいられない、この高位オークたちの攻撃は熾烈すぎだ
私が負傷を回復する唯一の手段、包帯は、巻き終えるまでに時間がかかる
この間に3回の攻撃を食らってしまうと、うまく巻けずに包帯の効果がキャンセルされてしまう
そして奴等はなかなか器用なようで、短い間隔で的確に攻撃を命中させてくる
包帯を巻けないこともしばしば、そしてそれはそれだけのダメージが蓄積していることを意味する

・・・仕方がない、悔しいがここは撤退だ、このまま続けてもいずれは「死」を迎えてしまうだろう
オークたちの追撃を振り切り、私は街へと戻る


さて、あの場所は現状の私にはまだ早かったようだ、今度はどこへ行ったものか
そういえばライオンを倒しに行った時に、川の向こうに大きな虎の姿が見えたな・・・よし、次はあの虎に挑戦してやる!

d0037370_161512.jpgレクスールヒルズの川沿い、ライオンたちが生息するのとは対岸に
その姿を見せる大虎、フォレストブルーガ
私は一匹を誘き出して、その力を計る・・・鋭い爪による一撃一撃のダメージは大きいが
やはりライオンたちと同様、次の攻撃に移るまでの動きは鈍い
これなら包帯がまともに使える、ならば勝機は私にある!!

私は懐から新たな武器、ブロンズメイスを取り出す
扱いこなせるようになったら使おうと、以前に依頼して作ってもらっていた物だが
どうやらやっと、その出番が巡ってきたようだ
打ち下ろしてみると・・・確かな手応え、ウッドゥンポールとは段違いの威力に私は目を見張る
そして金属製だけあって耐久度もかなりのもの、非常に心強い
特にブロンズは耐久度と威力のバランスに優れているようで、今後もお世話になりそうだ

どう、と地に伏せる虎、この調子なら充分に相手ができるな・・・よし!
この調子で何匹もの虎を倒し続け、気が付けばスキルの上昇もなかなか、荷物もいっぱいに

・・・今度は荷物が重くて逃げられないなんてことは避けなくては、欲を出さずにそろそろ切り上げだ
この大虎、肉や皮、高く売れる骨や光る牙の他に、能力の限界を引き上げるという様々な悟りの石を落とす
骨や牙を優先して拾い、皮は捨て置き、悟りの石は・・・あいにく私には縁遠い生産系のものばかりだったが
必要とするだれかに買ってもらうという選択もある、持てるだけは持って帰るとするか


d0037370_16221367.jpg街へと戻り、肉や骨、光る牙を売り払うと、なかなかの資金となった
私はさっそく、移動速度が少し低下する代わりに限界重量を上げてくれる、小さなリュックサック
それにレザーパンツを同等の強度を持ち、さらに回避能力も上がるというミニスカート ・・・なぜ回避能力が上がるのかは少し謎だが
露店で売られていたこれらを購入する
磨り減ったブロンズメイスを、鍛冶修理店に持ち込むことも忘れない

悟りの石を持って帰った選択も、正しかったようだ
木工と装飾細工の石は、先日お世話になったmetelさんの弟だという、Willyという名のエルモニーの少年が買い取ってくれた
私は資金が増えて嬉しいところだが、彼もまた、探していたものが手に入ったと、とても喜んでくれていた
弟さんにではあるが、間接的に少しでも恩返しができたように思えて気持ちがいい
ふたつあった料理の石は、シレーナ、いやツレー・・・? とにかく、そんなどこかで見た名前のような、それに似た名前のようなひとが
買い取り募集をしていたところに、即、突っ込ませていただいた

これで当面の資金は確保、現状の私の実力から考えると、さらなる資金確保、そして鍛錬には
まだあの虎たちを相手にするのが最も適しているようだ
そういえば奥のほうには、もっと多くの虎たちが屯している場所もあったな・・・あのあたりならさらなる鍛錬に都合が良さそうだが
虎もまた仲間意識が強く、私ひとりでは囲まれた場合の危険が大きすぎる
さて、どうしたものか


d0037370_16314818.jpgと、考えあぐねていた私にかかる声、この声は・・・先日会った、たまみさんだ
そしてもうひとり、「INOA」という名のコグニートの女性が「ごきげんよう」と声をかけてくる

ご、ごきげんよう・・・? 突然の高尚な挨拶に驚いている中、ふたりの話は続く
なんでも、たまみさんは弓使いとしての腕を磨くため、INOAさんはゴッドファーザーを目指して様々な技を磨くべく
修行の地を探していたようだ
私が虎退治に向かうことを話すと、3人でパーティを組んで行かないかという誘いがかかる

・・・3人も集まれば、虎だらけの奥地でも充分に戦い抜くことができるだろう
他人に頼りすぎないことは大事だが、友と共に戦う精神を養うことも、武の道としては重要か・・・!

ふたりの申し出を快諾し、私たちは3人でパーティを組む
虎たちがひしめく危険な空間も、互いに守り合い、共に戦う仲間がいると思うと心強い
d0037370_16434055.jpg事実、3人での戦闘能力は見事なもので、私が前衛に立って虎たちの注意を引きつけているところに
INOAさんが的確に設置した罠が炸裂、そしてたまみさんの弓から放たれる矢が
確実に止めを刺していく
私が心配していた、複数に囲まれた場合であっても、INOAさんの罠が広域に渡って効果を持つことや
虎たちの攻撃の手も3人に分散することで、ひとりひとりの危険はさほどのものでもなかった

・・・それにしても、これだけの虎を倒し、戦利品を拾い集めているとどうにも重い
するとINOAさんは言う、「荷物持ちを入り口に置いてきたわ」
彼女に連れられ虎の住処の入り口付近へと戻ってみると、そこには「INORA」という
INOAさんによく似た名前のニューターの男性、どうやら彼女の血縁者のようだ

彼に重い荷物を預け、再び虎を倒し続けること約30分、3人とも良い鍛錬になっている模様
私のスキルの伸びも順調で、棍棒そして包帯共にスキル値40にまで達した

さて、荷物も再び重くなってきた、時間も遅い・・・そろそろ帰還だ
と、またもINOAさんが声を上げる、「あら、言わなかったかしら? あの荷物持ちはタクシーよ」
タクシー・・・? いったい何のことかと考えていると、INORAさんが目の前で魔法詠唱を開始する
すると目の前には小さなアルターが浮かび上がり・・・

d0037370_17103985.jpg気付けば私たち4人は、ムトゥーム地下墓地へと転送されていた
これが魔法の力か・・・私には全く無縁な力であるが、いざ目の当たりにしてみると
不思議なものではあるが、とても便利なようだ

持ち帰った戦利品を売り払うと、ひとり頭4000gを超える大きな稼ぎとなった
貯めておいた資金と合わせれば、新しい武器や防具、秘伝の書も買えるな・・・
ともあれ私は彼等に御礼の言葉を述べ、今日のところは英気を養うべく休息に入ることにした

「おつかれさま」 「おやすみなさい」

誰からともなく投げ掛け合う、こんな何気ない言葉
「死」が日常の狂った世界だと思っていたこのダイアロスだが
このような言葉に、少し安らぎも感じられるようになってきた私だった
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by shiny_shiny | 2006-01-04 02:09 | シルヴァの奮闘日記