百聞は一見に如かず


この所しばらく、shinyが怪しげな仮面を被って夜な夜な徘徊していたりするので
何か危険な事を企んでいるのではないか、何処かで誰かに迷惑をかけているのではないか、などと気になり
自らの事に集中できない日々が続いていたが・・・どうやらいつもの、思いつきでの突発的行動らしい
これは特に私が気にすることもないな、馬鹿姉相手に要らぬ心配をしてしまった、か
あの仮面姿でうろつかれるのは、身内として気恥ずかしい物があるが ─── 私に実害があるわけではない、放っておこう



さて、私はと言うと、以前に訪れたWarAgeに再び向かってみる事にした・・・ただし今度は

d0037370_1236665.jpgd0037370_12491832.jpg
 紅き獅子、ビスク軍の一員として。



・・・悩みに悩んだ末の決断だ、ビスクもエルガディンも明確な「善と悪」に分けることはできないし
どちらの陣営にも様々な人間が存在し、そして様々な思惑が渦巻いていることを以前に知っている

それでもビスク軍に属したのは ─── 廃墟と化したビスクの街を見て、元の時代で一番長く過ごしたこの街が
これ以上に退廃していくのを黙って見ている気にはなれなかった、ただそれだけの理由からだ

d0037370_12571285.jpg
入隊の手続きを済ませ、ビスク軍内での戦況報告や指揮を受けられるようになる ─── と、まさに今
所謂 「本隊戦」 と呼ばれる、両軍の大部隊同士がぶつかり合う大規模戦闘が展開されようという所らしい
総大将であるアクセルへの挨拶をする間もなく、私は本隊へ合流するべく走る

・・・入隊早々このような大規模戦闘が展開されるとは思わなかった
装備も武器こそ鋼鉄製モルゲンステルンだが、他は間に合わせの装備でしかない
それに周りを見れば大半が3次シップの肩書きを持つ者ばかり、対して私は
クウェイクビートが発動するかしないかという、棍棒スキル値90に満たないクラッシャーだ
このような私でも、役に立てる事はあるのだろうか?

─── 考えている暇はない、私は戦うと、決めたんだッ!!

d0037370_13311590.jpg紅き獅子ビスク軍、そして蒼き牙エルガディン軍、両軍が衝突する
直線的に向かってくるPresentAgeのモンスター共とは違う、相手も私たちと同じ人間だ
人間相手の戦い方というものに慣れない ─── それに、人間同士で戦う事への躊躇もあり
私はどうにも上手く立ち回る事ができない・・・それでも棍棒という武器のおかげか
敵兵密集地帯へのヴォーテックスホイール、背後からのスニークアタック等で
それなりのダメージソースにはなっているようだ

いつしかエルガディン軍は守りの姿勢に、ビスク軍はこれを追撃、そしてその勢いのままに
エルガディン王国本陣まで攻め入る事に成功する
しかしここまで来ると、エルガディン軍の防衛網も半端な物ではない、本陣を死守せんと
大勢の兵達が集まってくる
少しでも力になれればと私は前へ前へと出るが・・・思えばこれは、初めての状況に混乱した
戦略的に間違った行動だったのだろう


前へ前へと進んだ私の前には、何人ものエルガディン兵の姿
味方の姿は遙か遠く、孤立したと思った時にはもう遅い
恐らく恰好の獲物だっただろう、振り返れば沢山の刃が迫る


WarAgeでの最初の 「死」 は、こうして訪れた。




・ ・ ・ 気が付けばそこはヌブールの村、ちゃんと肉体の感覚もある
どうやらPresentAgeでの「死」と違い、WarAgeでは霊体になることもなく、肉体を持った状態で
すぐさまヌブールの村で蘇るシステムになっているらしい
失うのは戦果を示すウォーポイント、それにこの時代の貨幣であるJadeと幾つかのアイテムだけだ

ソウルバインダーが存在したPresentAgeでこその「完全な死は存在しない世界」だと思っていたが、これはむしろ
WarAgeの方が「死」の概念が薄い世界であるように感じられる
逆に言えば、だからこそ死を恐れずに戦争を続けていられるという事か

しかし・・・ソウルバインダーが居ないなら、このシステムを構築しているのは誰なのだろう?
この時代にはもう女王イルミナも居ない、モラ族長老イーノスの姿もない
それに「死」の概念が薄いこのシステムでは、両軍とも疲弊してもすぐに立ち直り、結果として
戦火をより拡大させているだけのようにも思える
そのような事をして何の意味があるのか ─── 私にはまだ、わからない事だらけだ


d0037370_1492350.jpg
ともあれ私はビスクに戻る、どうやら本隊も一旦撤退を余儀なくされ、本陣制圧ではなく
ダイアロス各地に点在する砦や野営地を押さえる事を優先する事になったらしい
私も復帰早々その幾つかに参加、またNewbieとAmateurを行き来している自らの低階級を活かし
低階級の者しか参加できないQoA「ヴィオレ」において、エルガディン軍の支配旗を破壊、及び
ビスク軍の支配旗を守るという任務に就く
ここでも再び「死」を経験するが、最終的にはエルガディン軍を退け、自軍の支配旗を文字通り「死守」する

エルガディン軍の攻撃の手が休まったところで、同じ任務に就いた人々と個人的な会話をする事もあったが
力強い中に、お互いを気遣う気持ちが込められた言葉のやりとりで ─── 何というか
PresentAgeとはまた違った、強い協力態勢のような物が感じられた

さて、両軍共に展開していた部隊は縮小していく・・・今日の大きな戦いは、とりあえずは終了らしい
私も慣れない地での急な活動に、身体が悲鳴を上げている、流石に体力の限界だ

こうして過ごしたWarAge軍属一日目だが、百聞は一見に如かずと言うもの
実際に戦場の雰囲気を感じ取り、そして自分に何が足りないかをある程度具体的に掴むこともできた・・・これだけでも、収穫だ

そして、もうひとつ。

この時代の「死」は、私の嫌いな「無意味な死」ではない。
仲間を先に進ませるため、愛した地を守るため、信じた道を貫くための「死」であると。




しばらくは元の時代で鍛錬を続ける必要があるだろう、それに装備や消耗品のための資金繰りも必要だ
そのような事をしていると、次にこの時代に来れるのがいつになるのか分からないが
次はもっと力になれるように・・・この手でビスクの街を守ることができるように、そして

全ての元凶、この時代の何処かにいるはずのイーゴを見つけ出し ─── 怒りを全て、ぶつけてやるッ!!






追記 : PresentAge、オークジャイアント討伐

d0037370_1459572.jpg以前その姿だけは目にしたものの、戦いを仕掛けることはできなかったオークの長、オークジャイアント
Metelさん、たまみさん、それに謎の変態将軍氏を加えたパーティでこれに立ち向かい
他のパーティの人々との協力態勢もあり、見事この強大な相手に打ち勝つことができた
最前線で戦う私は、傷付き、倒れる事もあったが・・・この「死」もまた、無意味な物ではない
自分ひとりでは敵わぬ相手でも、後に続く仲間がいるから ─── 私は恐れる事なく、戦える!!

こうしてオークジャイアントを討ち倒す事数回、私たちの手にはそれぞれ一枚ずつのワンダークロース
私は既にこの不思議な布をエモネットに渡している、こいつは売り払って資金にでもするか・・・と
向こうから駆けてくる、見覚えのある怪しい仮面姿がッ!?


 「貸したぶんは返してもらうねーっと、ごはん仮面、ワンダークロース獲得!」


あの時はさんざん偉そうに、勿体ぶって私にワンダークロースを手渡したshinyは
いざ自分で必要になればこの調子の良さ、気付けば私の手からクロースは消え、馬鹿姉の姿も見えず・・・ああもう!!


前言撤回、やはり馬鹿姉の行動は、私に実害を及ぼすものであった。
[PR]
by shiny_shiny | 2006-04-27 01:21 | シルヴァの奮闘日記


<< いさましいごはん仮面 カレー仮面と呼ばないで >>