一望千里 ─── 五里霧中

馬鹿姉shinyは見つけ出した、説教のつもりが取っ組み合いの喧嘩に発展してしまったが
さすがの馬鹿姉とは言え、私の言いたかった事の幾らかは伝わっただろう
相変わらずの姿を確認できて・・・それに今後は会おうと思えばいつでも会える、とりあえずはこれで充分だ

と・・・shinyを捜し出す目的は達成したが、この馬鹿姉の頭にはもう「大陸に帰る」という考えは全くないようだ
それにダイアロス周囲には未だ激しい嵐、外からは入りやすく ── もっとも、一度の「死」を経ることになるが ── 
そうなっただけで、ダイアロスから外に出る事は事実上不可能らしい

・ ・ ・ まぁ、いいか
私も大陸での生活に未練があるわけではない、だからこそshinyを捜してここまでやって来れたのだ
それに今の私には、新たな目標も見つかった
shinyを捜すという一心で辿り着いたこのダイアロスという世界だが、この世界には様々な謎が多い
時代を超えるという技術、そこから生まれる沢山の矛盾や疑問 ・ ・ ・ そして、蔓延する「死」というものの意味

これら全て、自分の足で世界と時代を渡り歩いて、自分の目と耳で確かめてやる!

さて、私がまず知ろうと思ったのは・・・そう遠くない未来に訪れるという戦乱の世、warageについてだ
漂着した際にモラ族たちから教えられた話によると、約10年後の世界では
ある災害で壊滅的なダメージを受けたビスクと、国力を回復したエルガディンが戦っているという
争い事や大きな歴史の流れからは目を背け、全て関わらないように過ごしてきたモラ族たちだが
「戦わなくちゃいけない時もある、変えたい未来は、勝ち取らなければならない」
そう思い、「新しい風」である私たちが、その未来をも変えてくれることを願っているらしい

d0037370_0433194.jpg「長老イーノスの話を聞いて欲しい」 話の中でそう言われていたことを思い出し
アルターで飛んだ先は、ヌブールの村・・・モラ族の生き残りたちが静かに住む、小さな村だ
この村にある、スー・ミンタンの水辺 ─── 「小さな安眠」という意味を持つこの場所に
私たちをこのダイアロスに迎え、そして送り出した、モラ族長老イーノスが住んでいる

久しぶりに会った彼は、モラ族に古くから伝わる
『欲望にかられた種族がノアストーンを奪い、それを中心として血塗られた時代が来るだろう』
という予言の言葉、そして実際にこの予言が、エルガディン軍によるモラへの侵攻とノアストーンの強奪、
ドラキア帝国からのビスク軍遠征、エルガディン軍との戦争と再度のノアストーン強奪・・・さらに
約10年後のwarageという形で成就してしまったことを、悔しそうに語る
さらにもうひとつ・・・イーゴという名のモラ族について、話が及ぶ
彼はエルガディンやビスクの侵略に抵抗する術を持たなかった無力なモラ族に絶望し、力を求め
現在は邪神崇拝教団、マブ教の教祖として潜伏しているが・・・いずれはノアストーンを奪い返し
全ての生物に報復する「悪」になろうとしているという
そしてwarageの戦争というのも、イーゴが願い、始めたことであるらしい

「争いの世へ行きたくないのならば、今の時代を充分に楽しむといい。
 何ら激動はないが・・・人が泣き、笑い、怒る。 当たり前の事が、しあわせな世界だ。
 お主が未来を変えてくれるのならば、ここでwarageへ行くために必要なノアピース を渡そう ・ ・ ・ どうじゃ?」


むぅ、具体的な情報は全く掴めないか・・・
今の時代においては未来であるこのwarageだが、確実に起こる物、起こっている物として扱われている
そこに至るまでの経緯、戦争勃発のきっかけと思われる「ある災害」が何であるのかなど、私にはわからない点だらけだ
そもそも私がダイアロスに来た時は・・・うろ覚えだが、女王イルミナの声に導かれてやって来たはずだ
命を繋ぎ止められた事こそモラ族の秘術によるものだが、イルミナの声は恐らくモラ族の意思とは関係なく、warageについても特に触れられていない
warageに行って世界を平和へと導いて欲しいというのは、モラ族、ひいてはこの長老イーノスの意思によるものが大きいのだろうか

人と人とが争い合う時代、か ─── 正直、私は人同士で争うことは嫌いだ
とは言え、戦乱の世である未来を実際に見ることで、その時代までに何が起こっているのかを知ることで
今の時代でも何かできることがあるのかもしれない・・・それに何より、このまま何もせずに
訪れるとわかっている戦乱の世を待つなんて、たまったものじゃない!! ・ ・ ・ 考えた末、承諾の旨を告げる

「ならばお主に、我らの望みを託そう。 この世の果てから続く戦争を、終結させてくれ。 そしてイーゴの暴走を止めて欲しい」

「この世の果てから続く戦争」という言い回しが気になったが、彼はそれ以上に口を開くことはなかった
イーノスのそばに控えていたティキィというモラ族にも話を聞いてみると・・・イーゴについて、少しばかり語ってくれた

「彼の名前は、古いモラ族の言葉で 『月の光を支配する者』 って意味なんです。
 『イー』 が 『支配する』 で、『ゴ』 が 『月の光』 を表しています。
 月の光って、淡く美しいイメージですよね・・・でも・・・闇世とか終焉という裏の意味もあります。
 生まれ持った名が、運命を左右しているのでしょうか・・・」


これを聞く限りだと・・・長老イーノスの名前もまた 『何かを支配する者』 という意味を持つのだろうか
それにもしかすると、イーノスとイーゴの二人は兄弟か何かの関係にあったのかもしれないな
・・・まったく、謎は尽きない、むしろ彼等の話で謎が何倍にも膨れ上がってしまったようだ



d0037370_1192818.jpgともあれwarageに渡るとしても、現状の私はまだまだ力不足だ
それこそ行った傍から殺し合いの戦いに巻き込まれ、あっさりと命を落としかねない
幸いにしてこの現代、presentageには、小さな火種こそ幾つか存在するようではあるが、それらが
明日明後日に戦乱へと発展するような気配は、全くと言っていいほど感じられない
しばらくはこれまでどおり鍛錬に励むとするか・・・

今日の相手はヤングオルヴァン ─── ネオク高原の奥、竜の墓場と呼ばれる場所を中心に
複雑な谷となった場所に住まう、竜族の若者たちだ
私には少々強過ぎる相手かと思ったが、こいつらは走る速度こそ速いものの
攻撃の速度、それに精度はさほどのものではない
沢山の竜の肉と皮で荷物袋がいっぱいになるまで、余裕を持って鍛錬に励むことができた・・・が
私が最も上達させたい棍棒については、大した結果が得られていない
棍棒の鍛錬だけに限って言えば、やはり今の私には不相応な、強過ぎる相手ということか

ならば、この付近に出没する、ノッカーという小さな精霊族ならばどうだろうか
こうなれば挑戦あるのみだ!!


 ─── 勇気と無謀とは違う、か

ノッカー一族は、その粗暴な外見からは想像できない素早い攻撃の手、そしてそれを確実に当てるだけの器用さを持ち合わせていた
私の回避能力では避け切れず、包帯を巻く手もしばしば止められてしまう
結果として訪れたのは、7度目の「死」
く・・・仕方ない、ソウルバインダーの元へ戻る、死体回収だ


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ああもう、この世界はやっぱり狂ってる。

気持ち悪い感覚と共に死体回収を終えた、次の瞬間。
緑の化け物が、私の頭に囓り付いて来たのには。


呆れた。








ひっそりごはん日記 : しぇりんさんからいちまん祝い!

ビスク西の樹の上でのんびりお昼寝してたら、いきなりシルヴァにたたき起こされ・・・っていうか、たたき「落とされ」た!>x<
まったくこの子は、まだこの前のこと根に持ってるのかな~、とか思ったら
なんでもしぇりんさんが私に用事とのことで、私を呼びに来たみたい
む~・・・囓られ役はシルヴァに任せてたのに、 ボディパウダーと称したスパイスも預けてたのに なんだろー?

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・ ・ ・ えええええ~!?
なかなかに貴重品なおるたま(ごはん式略称)がこんなに・・・
天ぷらでも揚げるといいです、っと言うしぇりんさん・・・ホントにありがとー!
ここはしっかり受け取って、<ごはん>一同でしっかり料理させていただくのです

・・・それはそうと、ゼクスがまた私に囓り付いて来てるんだけど・・・シルヴァに任せたはずなのに!?

「味付けが悪かったみたいです」

ゼクス、なんでも囓るくせに味にこだわりすぎ! っと、さらにしぇりんさんから通訳が・・・?

「もう少し甘い味付けのほうが好みだそうです、けど
 いくらおいしくてもオレンジ味ばかりじゃきっと飽きるんですよ、たまにはいちごも食べたいと」


それはつまり・・・シルヴァを囓る一方で、これまでどおり私も囓りたいってことですね
ああもう、狂ってる~!TxT
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by shiny_shiny | 2006-01-16 02:05 | シルヴァの奮闘日記


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