屍山血河

今日の日記には、shinyとしての立場では話しにくいプレイヤーとしての感想
特に「ゲームだから」と割り切れない気持ちを反映した部分が、多分に存在します
表現なども普段と比べて過激な点もあり、いつもの日記を読んでくれてるひとからすれば
嫌な気分や違和感を感じるところがあるかもしれないですけど
一度はこういうことも書いておきたかったので、御了承ください





オグマ 「よっしゃ、コラー! なかなか頑張っているようだな。 ・・・そろそろ ランクアップ・クエストだ、心して挑むように! カカッ!」

割に合わないクエスト「蟲・即・斬」のために集めた腐葉土は売り払い、再び地道に
「蛇・即・斬」で小銭とギルドポイントを稼いでいる私に、オグマからの声がかかる

d0037370_16435512.jpgランクアップ・クエスト、その名の通りギルド内でのランクを上げるためのクエスト
現在の私は星ひとつの「無刀」、ここから星ふたつ「木刀」のランクを得るために
私はギルドガイド、メイヴのところへと向かった

内容は単純明快、武閃が教えるウォーリアに必要な刀剣、キック、戦闘技術、盾の4スキルや
この世界での生活において必要なことについて、全10問のクイズに正解すればいいだけだ

・・・下調べもしたはずなのに、単純な勘違いで一度は失敗したりもしたが
難なくこのクエストをこなし、私は「木刀」のランクを手にすることができた

ギルド内でのランクが上がるということは、それだけギルドからの信用を得ているということを示す
請け負うことのできるクエストも増え、私はさっそくその中からひとつを選んだ

「獅子・即・斬」 ・・・ビスクの東側に広がるレクスールヒルズ、ここの川沿いに生息しているライオンを打ち倒し
その肉を集めて来いというクエストだ、なんでもビスク軍の食糧備蓄とするらしい

d0037370_1725485.jpgレクスールヒルズのライオンには2種類が存在し、地名を冠したレクスールライオンと
もう一種、「黄道」の名を冠したゾディアックライオンが生息している
両者に大きな違いはなく、ゾディアックライオンのほうが多少強く、取れる肉の量も
レクスールライオンの5個に比べて6個と少しばかり多い、その程度だ

なおこのクエストは肉10個をオグマに渡すことが達成条件となるが、20個、30個と集めて行くことで
報酬となる資金とギルドポイントも2倍、3倍と増えていく、単純でわかりやすいクエストになっている
まずレクスールライオンに挑んで、充分に余裕を持って勝てるとわかった私は
川の下流に向かい、ゾディアックライオンに挑む
ライオンたちの攻撃は、一撃一撃は鋭いものの、次の動作に移るまでが鈍い
その間に包帯を巻くことを忘れなければ、やはり余裕のようだ

・・・スキルの上昇は順調、集めた肉も100個を超えるくらいになった
動物の毛皮は、以前に大ネズミを倒して手に入れた物を売ったことがあるが
嵩張る割に安値だったので、今回は捨て置くとする
クエスト用の肉、高く売れそうな光る牙だけを持ち、それでも自分の動きが鈍くなるほどに荷物が重い
さすがにそろそろ戻ろう、このライオンで終わりにする・・・と、なんだ、この羽音は・・・?


d0037370_17221391.jpg見上げれば、「鳥の王」たる鷲の上半身と翼、そして「獣の王」たるライオンの下半身を持った怪鳥
これは・・・伝説の幻獣、太陽と知識のシンボルと呼ばれる・・・

間違いない、これはまさしく グリフォン!!

まさかこんな生き物まで生息しているとは、さすがにダイアロス、不思議な世界だ
・・・ちょっと待て、落ち着け私、たしか伝説上のグリフォンという生き物は
月まで飛ぶと言われるほどの力を持ち、神鳥と呼ばれる一方で
とても獰猛で、自らの巣に近づく者には容赦しない、悪魔の象徴と呼ばれることもあったという・・・

ぎろり。 目が合う。 その双眼にあるのは、明らかな敵意。

転進だ、転進! こんな化け物まで相手にできるわけがない!
だが私は荷物が重くてうまく走れない、しかもここぞとばかりに
つい先程までは私が押し気味だったライオンも、私を逃すまいと牙を立てる
それでも逃げようとする私の背に、遂に食い込む、グリフォンの鋭い鉤爪
ライオンの牙など塵のようにすら思えるほどの痛み、包帯を巻くのも追いつかない
皮が破け骨はひしゃげる、血が流れ出る、そして意識が遠のく

近づくな、やめろ、痛い、痛い、痛い痛い痛い・・・!!


ぐ し ゃ り 。


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倒れ込む私の肉体、月明かりに照らされる中、ソウルバインダーの元へと霊体だけが運ばれる
私は死体回収を依頼すると、霊体と肉体を同調させる作業を行う
完全な同調の瞬間、再び「生」を取り戻したときの感覚が、とても気持ち悪い

・・・ダイアロスの生活は、こんなことの繰り返しなのだろうか?
慣れなければならないのだろうが、良い気分はしない

ダイアロスに始めに流れ着いたとき、既に私は一度死んでいる
その後、ソウルバインダーの前での次の死を経験し、死体回収の方法を教わった
そして言われた、彼等が居る限り、この世界に完全な死というものはないと

でも、感じた痛みは消えない、感じた恐怖は消えない、感じた死の瞬間は消えない

「死」は決して軽い物ではない、だからこそ「生」を感じることができるはず
この世界ではその法則が成り立たない、死んでも死んでも繰り返される「生」
私の「死」と「生」も、もう3度目だ

狂ってる・・・狂ってる! 明らかに狂ってる!!



d0037370_1830396.jpg・・・この世界を追求するのは後回しだ、私は気持ちの悪さを振り切るように走り出す

武閃ギルド本部でオグマに肉を渡すと、2000gを超える報酬をもらった
この資金で私は、包帯や秘伝の書、それに皮鎧一式を購入する

いまより少しでも強くなるため、我が身を守れるようにするため・・・
それは私の目的、shinyを捜し出して説教してやるために必要なことであり
そして自分自身が「死」を受け入れないようにするため

こんな「死」が日常にある生活なんてたまるものか、私はもう、できる限り死なない

私は「死」と戦ってやる!!

馬鹿姉を捜すためにとやって来たダイアロス、私はこの世界そのものに疑問を抱いてしまった
いつか私はこの世界に挑戦するのだろうか、それとも同調していってしまうのか

私の奮闘は、まだまだ始まったばかりだった
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by shiny_shiny | 2006-01-03 00:27 | シルヴァの奮闘日記


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