今日の日記には、shinyとしての立場では話しにくいプレイヤーとしての感想
特に「ゲームだから」と割り切れない気持ちを反映した部分が、多分に存在します 表現なども普段と比べて過激な点もあり、いつもの日記を読んでくれてるひとからすれば 嫌な気分や違和感を感じるところがあるかもしれないですけど 一度はこういうことも書いておきたかったので、御了承ください オグマ 「よっしゃ、コラー! なかなか頑張っているようだな。 ・・・そろそろ ランクアップ・クエストだ、心して挑むように! カカッ!」 割に合わないクエスト「蟲・即・斬」のために集めた腐葉土は売り払い、再び地道に 「蛇・即・斬」で小銭とギルドポイントを稼いでいる私に、オグマからの声がかかる ランクアップ・クエスト、その名の通りギルド内でのランクを上げるためのクエスト 現在の私は星ひとつの「無刀」、ここから星ふたつ「木刀」のランクを得るために 私はギルドガイド、メイヴのところへと向かった 内容は単純明快、武閃が教えるウォーリアに必要な刀剣、キック、戦闘技術、盾の4スキルや この世界での生活において必要なことについて、全10問のクイズに正解すればいいだけだ ・・・下調べもしたはずなのに、単純な勘違いで一度は失敗したりもしたが 難なくこのクエストをこなし、私は「木刀」のランクを手にすることができた ギルド内でのランクが上がるということは、それだけギルドからの信用を得ているということを示す 請け負うことのできるクエストも増え、私はさっそくその中からひとつを選んだ 「獅子・即・斬」 ・・・ビスクの東側に広がるレクスールヒルズ、ここの川沿いに生息しているライオンを打ち倒し その肉を集めて来いというクエストだ、なんでもビスク軍の食糧備蓄とするらしい レクスールヒルズのライオンには2種類が存在し、地名を冠したレクスールライオンと もう一種、「黄道」の名を冠したゾディアックライオンが生息している 両者に大きな違いはなく、ゾディアックライオンのほうが多少強く、取れる肉の量も レクスールライオンの5個に比べて6個と少しばかり多い、その程度だ なおこのクエストは肉10個をオグマに渡すことが達成条件となるが、20個、30個と集めて行くことで 報酬となる資金とギルドポイントも2倍、3倍と増えていく、単純でわかりやすいクエストになっている まずレクスールライオンに挑んで、充分に余裕を持って勝てるとわかった私は 川の下流に向かい、ゾディアックライオンに挑む ライオンたちの攻撃は、一撃一撃は鋭いものの、次の動作に移るまでが鈍い その間に包帯を巻くことを忘れなければ、やはり余裕のようだ ・・・スキルの上昇は順調、集めた肉も100個を超えるくらいになった 動物の毛皮は、以前に大ネズミを倒して手に入れた物を売ったことがあるが 嵩張る割に安値だったので、今回は捨て置くとする クエスト用の肉、高く売れそうな光る牙だけを持ち、それでも自分の動きが鈍くなるほどに荷物が重い さすがにそろそろ戻ろう、このライオンで終わりにする・・・と、なんだ、この羽音は・・・? 見上げれば、「鳥の王」たる鷲の上半身と翼、そして「獣の王」たるライオンの下半身を持った怪鳥 これは・・・伝説の幻獣、太陽と知識のシンボルと呼ばれる・・・ 間違いない、これはまさしく グリフォン!! まさかこんな生き物まで生息しているとは、さすがにダイアロス、不思議な世界だ ・・・ちょっと待て、落ち着け私、たしか伝説上のグリフォンという生き物は 月まで飛ぶと言われるほどの力を持ち、神鳥と呼ばれる一方で とても獰猛で、自らの巣に近づく者には容赦しない、悪魔の象徴と呼ばれることもあったという・・・ ぎろり。 目が合う。 その双眼にあるのは、明らかな敵意。 転進だ、転進! こんな化け物まで相手にできるわけがない! だが私は荷物が重くてうまく走れない、しかもここぞとばかりに つい先程までは私が押し気味だったライオンも、私を逃すまいと牙を立てる それでも逃げようとする私の背に、遂に食い込む、グリフォンの鋭い鉤爪 ライオンの牙など塵のようにすら思えるほどの痛み、包帯を巻くのも追いつかない 皮が破け骨はひしゃげる、血が流れ出る、そして意識が遠のく 近づくな、やめろ、痛い、痛い、痛い痛い痛い・・・!! ぐ し ゃ り 。 倒れ込む私の肉体、月明かりに照らされる中、ソウルバインダーの元へと霊体だけが運ばれる 私は死体回収を依頼すると、霊体と肉体を同調させる作業を行う 完全な同調の瞬間、再び「生」を取り戻したときの感覚が、とても気持ち悪い ・・・ダイアロスの生活は、こんなことの繰り返しなのだろうか? 慣れなければならないのだろうが、良い気分はしない ダイアロスに始めに流れ着いたとき、既に私は一度死んでいる その後、ソウルバインダーの前での次の死を経験し、死体回収の方法を教わった そして言われた、彼等が居る限り、この世界に完全な死というものはないと でも、感じた痛みは消えない、感じた恐怖は消えない、感じた死の瞬間は消えない 「死」は決して軽い物ではない、だからこそ「生」を感じることができるはず この世界ではその法則が成り立たない、死んでも死んでも繰り返される「生」 私の「死」と「生」も、もう3度目だ 狂ってる・・・狂ってる! 明らかに狂ってる!! ・・・この世界を追求するのは後回しだ、私は気持ちの悪さを振り切るように走り出す 武閃ギルド本部でオグマに肉を渡すと、2000gを超える報酬をもらった この資金で私は、包帯や秘伝の書、それに皮鎧一式を購入する いまより少しでも強くなるため、我が身を守れるようにするため・・・ それは私の目的、shinyを捜し出して説教してやるために必要なことであり そして自分自身が「死」を受け入れないようにするため こんな「死」が日常にある生活なんてたまるものか、私はもう、できる限り死なない 私は「死」と戦ってやる!! 馬鹿姉を捜すためにとやって来たダイアロス、私はこの世界そのものに疑問を抱いてしまった いつか私はこの世界に挑戦するのだろうか、それとも同調していってしまうのか 私の奮闘は、まだまだ始まったばかりだった
by shiny_shiny
| 2006-01-03 00:27
| シルヴァの奮闘日記
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